航空ジャーナリストで旅行作家の緒方信一郎さんの蘊蓄と情報が詰まった格安海外旅行のアドバイスが書かれていました。
円高の現在、日程的な制約と予算の制限がありますが、海外旅行をするのには良い時代がやってきました。1ドル220円時代に海外に行ったことがある者ですから、このような円高の時代が来るとは当時想像もしなかったわけですが。
とはいえ、出来るだけ安く海外に行きたいという欲求は当然で、智慧と情報が素敵な旅を約束してくれる時代がやってきたのです。本書はそんな激安旅行の方法をいろいろと紹介してありました。情報のジャンルが限られているので、似たような話題が続きますが、格安海外旅行に絞るとこうなるのでしょう。
章立てはすでに掲載してありますので省略します。
第1章の「格安航空会社(LCC)という新常識〜LCCを使う旅の新しいスタイル」での関空からのLCC徹底活用術を読んでなるほどと納得しました。
「格安運賃を求めるトラベラーにとって、関空はいま、いちばんの狙い目の空港なのです」と書かれていました。
そこで書かれている2010年7月現在のLCCの航空会社の中に、中国の福州と深センに行ける深セン航空が紹介してあります。昨年の夏、この福州と深センを経由する深セン航空を使って香港、マカオ、広州、深センのツアーを楽しんできました。ANAやJAL、キャセイパシフィック、シンガポール航空のようなサービスは望むわけにはいきません。多くの中国人乗客と一緒ですし、キャビン・アテンダントもほとんど中国人でした。客席の状態もそれなりでしたが、一定の納得がいくもので緒方信一郎さんの提案もよく分かります。
羽田も変わりました。この間、北海道へ行く時に乗り継ぎましたが、ますます便利になりましたね。第7章では羽田から海外へいくお話が書かれています。利便性は抜群ですから、ツアーの設定も変わるでしょう。
本書の「おわりに」で書かれていますが、東京から札幌の往復の料金よりも安くオーストラリアのケアンズまで行ける航空会社の例が書いてありました。「旅行商品が世界水準の価格になっていくことで、トラベラーの見る目も養われていくはずです」と言うコメントは同感でした。