基本的には良い本なんだと思う。おそらく同じような内容の本も少ないし、データベース(=システム)はビジネスあってこそ、活用されるものだという筆者の意見は、まさにその通りだと思う。ただ、DBに関する経験の浅い私には、サクサクと理解しながら読めるものではなかった。
データモデリングツールの画面ショットが割と頻繁に出ていたり、その使い方に割と文章が割り当てられていたり、ほとんど使用経験のない私には、イメージするのが難しかった。業務についても、おそらくこれから仕事で使おうとするはじめての人には、やや敷居が高いと思ったし、読み進めてゆくには、DBについて設計・開発・運用管理を一通り経験していないと内容を理解する以前に高い壁を感じてしまう(私だけか?)。
ただ、逆にそういったすでに初心者を過ぎ中堅どころとして活躍している人にはとても参考になることが多いのではないかと思った。
印象に残ったのは、筆者がとてもこのタイトルに対して、業務の理解が如何に大切なのかということと、それを踏まえた上でのデータモデリングに対する理解がまだまだこの国では広がっていないことを憂慮している様なコメントがところどころにみられたことだった。悪く言えば説教くさいし、よく言えば経験の浅い人でも理解できる教訓であると思った。