建武の新政を成し遂げた後醍醐天皇、しかし新体制の人事、論功行賞が公家によりあいまいにされ、地方武士の不満をもたらした。いつの世も人事は非常に重要だと感じる。その中で天皇に忠義を尽くした正成は、持ち前の情報ネットワークを生かし直言する。正しい情報をつかむ事が重要という点は今日も一緒。
直言を理解しつつも公家への遠慮等で決断できない後醍醐天皇、正しい情報をつかみながらも、諸種のしがらみでそれを生かせない現実も今日的。
楠木正成を中心とした歴史小説であるが、新政権を奪還したが、その体制作りで失敗、直言するアドバイザーが奮闘するが結局は。この筋書きは、今日の日本の政治状況にも重なる。
歴史を知る事で今日の政治的な問題点も見えてくる。