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楊令伝 5 猩紅の章 (集英社文庫)
 
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楊令伝 5 猩紅の章 (集英社文庫) [文庫]

北方 謙三
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

新しい国を作る。楊令の大志が道を開く

燕京を攻略中の趙安軍の背後をついて、梁山泊軍は河水地方の一部を制圧する。国と国との闘いを目指す楊令の見事な采配だった。一方、南の方臘のもとにいる呉用は、童貫軍に対抗するため策を練る。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/10/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087467473
  • ISBN-13: 978-4087467475
  • 発売日: 2011/10/20
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
北の燕雲十六州、南の方臘、南北に勢力を分断された禁軍がそれぞれの鎮圧に手間取るなか、着実に
勢力を養ってきた梁山泊がついに動き出した。
推戴された耶律淳を失った燕国の崩壊から方臘の乱の収束までを、主に禁軍の側から描きながら、
燕の将軍、耶律大石と蕭珪材を描き、南の方臘を描く。
 そして最も重要な梁山泊の流れも切らさない。
 見事な視点の転換と登場人物の描き分けといえるだろう。
 特に、熱のこもった戦闘シーンは、水滸伝の最終巻を彷彿とさせる。
 この第五巻は、このシリーズの白眉となるような気がする。
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By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
「楊令伝5巻 猩紅の章」  北方謙三著 感想 

 「水滸伝」の続編、「楊令伝」の第五巻。
 増税につぐ増税で国民の怨嗟の声が満ちる宋は、北に燕国との戦い、南に数十万人規模の宗教的叛乱と二方面での大きな戦を続けていた。どちらの戦も、最終的には童貫将軍配下の禁軍が勝利するのは間違いがないところだが、長引く消耗戦に損耗の度合いはますます増していた。北でも数万の将兵が死に、南でも十万近い兵が倒れ、農民信者たちは七十万人も殺戮されていった。宗教に冒され、死をもいとわぬ農民達の執拗な反抗に、それをひたすら殺し続けるうちに、さしもの鉄の心を持つ禁軍兵士も心が壊れかけていた。
 一年を軽く越える戦闘状態に疲弊する各種勢力。
 その間隙を縫って、ついに梁山泊が動き出す!
電撃作戦で動きだした梁山泊は周囲の全ての城を一気に落とし始めた。砦を落とし、城を制圧するだけではなく、周囲から宋軍自体を追い払い、新生梁山泊の砦を中心に広大な地を面で制圧したのだ。そして、その制圧を皮切りに、支配下に置いた地域には大胆な内政策を取り、それはさながら国の中でもう一つ国を作り始めたようであった。重税にあえぎ、役人の不正や軍の横暴に耐えかねた人々は続々と梁山泊の支配地に流れてくるほどに、それは志をもった国づくりだった。
 しかし、国にとってそれは叛乱でしかない。再び、宋全軍と梁山泊の戦いが本格化していく。。。
 前回の反乱ではあまたの英傑達が戦の中で命を落とした梁山泊の面々。その時の戦で半分以上がその命を落としたが、今の梁山泊にはその血脈と志を受け継いだ息子達・娘達と新しい勇士が集い始めている。勝つのはどちらか。歴戦の英傑たちの戦いは相変わらずひたすらに男臭くて熱く高揚感が半端ない。
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戦いの対比 2008/8/11
形式:単行本
宋の屋台骨に打撃を与え、崩壊の速度をはやめたという南方の方臘の乱。
燕雲十六州の奪還を夢見た結果、外交に節操のなさを露呈して宋国自体の存続を危うくした北方の攻防。

本物語では、方臘の乱は、これでもかという程の人海戦術。
対して燕雲十六州の攻防では、軍同士のせめぎあいから、政治の介入による決着。
この両者の戦いの対比が非常におもしろいです。

一気に読めました。一冊にまとめてしまうのは惜しいっと思いました。
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