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椿山 (文春文庫)
 
 

椿山 (文春文庫) [文庫]

乙川 優三郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

城下の子弟が集う私塾で知った身分の不条理、恋と友情の軋み。才次郎は、ある決意を固める。表題作ほか、詩情あふれる四篇を収録

内容(「BOOK」データベースより)

小藩の若者たちが集う私塾・観月舎。下級武士の子・才次郎はそこで、道理すら曲げてしまう身分というものの不条理を知る。「たとえ汚れた道でも踏み出さなければ―」苦難の末に権力を手中に収めたその時、才次郎の胸に去来した想いとは。生きることの切なさを清冽な筆で描ききる表題作など全四編を収録。

登録情報

  • 文庫: 255ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2001/11)
  • ISBN-10: 4167141639
  • ISBN-13: 978-4167141639
  • 発売日: 2001/11
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 273,844位 (本のベストセラーを見る)
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By くわもちじんぺい トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 まるで花言葉のように、一つ一つの表題に花の名を冠している。「ゆすらうめ」の逆説的純情。「花の顔」の辛苦と共感。「椿山」の権謀術数と初心。象徴的に花木が使われている。
 「白い月」だけ、そのパターンではくくれなく、そこらへんが初期短編集らしさだ。でもこの短編もいい。最後に救いを残すところが、既に乙川作品の特徴をあらわしている。
 乙川氏の術中に落ちているからだろうが、後味がいいだけに、他の乙川作品を読みたくなってしまうだろう。私はいくつか読んでさかのぼって読んだけどけど…。
 ちなみに、乙川作品は、どれをとっても間違いないです。
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形式:文庫
「ゆすらうめ」「白い月」「花の顔」の短編3つと、少し長めの「椿山」中編1つ。
「ゆすらうめ」が女郎屋稼業に身を置く番頭とおたかの話、「白い月」は博打にのめり込む亭主を持つ女房の話、
「花の顔」は武家を舞台にしたぼけてしまった姑の介護の話。
「椿山」は下級武士の子に生まれた才次郎が身分を越えてのし上がったときに起きた事件を描いた話。
生きることに挫折したり、無理をして生きてきた人間がかすかな希望と自由をつかもうとする話だなぁと思いました。
このレビューは参考になりましたか?
By rock-c
形式:文庫
道理すら曲げてしまう「身分」というものの不条理を知る、下級武士の子。
生きることの切なさを清冽な筆で描ききる表題作など含む全4編。

■「ゆすらうめ」:
6年の年季を終え再び色茶屋に戻らぬように心を砕く番頭。しかし、家の為に堅気の世界からまた戻ってきてしまったおたか。喜んだのも束の間、真に美しいおたかに涙・・

■「白い月」:
賭博好きのぐうたら亭主と別れることの出来ないおとよの愛憎。
どこかで読んだことがあり様な内容だった。

■「花の顔」:
老人介護問題は、今も昔も大変です。

■「椿 山」:
さすがに表題作、力のある作品でした。
下級武士の子として理不尽を味わい、出世に賭ける覚悟をした青年。家族にも心を閉ざし、孤独に生き、手段を選ばず藩政の中枢にまで登り詰める。が、最後思い切り泣かせてくれる。
「何と申されました?」 この言葉には、涙・涙・涙・・・

子供のころの無二の親友、その百姓の親友に憧れの女性を奪い取られ絶縁していた。が、最後は二人の為に死を覚悟で剣を抜く。
これは良い小説です
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