椿姫さんに対して感じていた偏見のようなものが完全に消えました。
この本は完全にポエムです。詩集です。青山学院のフランス語学科に在籍する椿姫さんだけに随所に得意のフランス語が出てくるので、それがますますポエム感を助長して、たいそうなポエムの集大成になっていますので、こういうのが嫌な人は読まないほうがよいでしょう。
ただ、書いてある内容のうちいくつかの記事(この本は今はない過去のブログからの抜粋記事で成り立っています)は、自分の境遇にも重なって涙が出ました。
性同一性障害の方の中では類まれな恵まれた方だと思いますが、それでもこれだけの壁と正面から立ち向かい、克服していった際の心境がとても真摯に語られています。
現在の境遇に不満がある人、自分の人生がどうしてうまくいかないのかいつも悩んでいる人は、読んでみることをおすすめします。きっと生きる勇気が湧いてくるでしょう。
好き嫌いのはっきり分かれる本だと思いますが、私にとっては、宝物のような一冊です。