下巻は時系列的に戦争の経緯やそれに対する責任について記述している.
問題だと思ったのは,そもそもやめるチャンスや途中で終わらせるチャンスもあったのに
それをやらなかった,出来なかったことが述べています.
軍部の暴走という点では,政府に対しては統帥権の侵犯と行って脅し,
本来統帥するはずの天皇の意見を聞かずと言う状態だったことは初めて知りました.
政府も,5.15や2.26事件以降テロの脅威におびえ軍部を追認していったこと.
さらに,1年間本来行うべき総選挙を延期したこと等が書かれていました.
(任期を延長する法律を作ったと言うことで,"そんなのあり?"と思いました.)
日本の安全確保のために満州,中国に出て行ったのだがそれがかえって
中国権益を持たないアメリカを刺激してしまったこと.
あと,アメリカの無差別爆撃や民間地域への原爆投下またソ連の条約破りの進軍などに対する責任についても言及してあり.また,自分たちマスコミに対する責任についても言及してあり.
よいと思いました.