この本の長所
1、世間で流布している若者バッシングが大人側の偏見に過ぎないということを、青少年研究会の調査に基づいて論じているところ。
2、テレビゲームの登場人物に思い入れを持つ若者は、友だちが多い(p100)、若者全体の友人関係は希薄化していない(p144など)、若者の道徳・規範意識は衰退していない(第6章)など、世間で言われていることとは別の若者像をそれなりの根拠を持って提示しているところ
この本の短所
1、調査のサンプル数が少ない(東京都杉並区と神戸市灘区、東灘区のみ。もっとも、理由が書かれているので好感は持てる(以前読んだ岡田尊司氏の『脳内汚染』とは異なる))。
2、コラム部分が難しい(統計学の知識を授けようとしているが、一読ではよくわからなかった。もっとも、私の知識不足かもしれない)。
結論
長所星5つ。短所で星1つ減らして、星4つ。