十数年前であれば、不明なことがあればすぐに辞書を持ち出して調べていた。
いつからかパソコンは24時間休むことなくネットにつながり、
どんなことでも「検索」すれば、一瞬にして「答え」が見つけられる。
自分で考える前にとりあえず検索したり、
自分で正誤の判断をしないで、空気を読みさえすれば人から批判されることもない、
それが「検索バカ」。
間違ったり、回り道をしたり、失敗したり、悔しくて泣いたりしてこそ、
知識が身に付くものであることを思い出した。
クリック一つで身に付くのは知識ではなく情報なのだ。
自分自身の頭を使って、努力して得たものでなければ本当に身にはならないのだ。
この本が読みやすいのは、作者が小説家であるからだが、
きちんとした裏づけがされていないので、イマイチ説得力に欠けるが、
面白い本ではある。