他の方の仰るとおり
このシリーズの中では珍しく具体例は殆ど出てきません。
そのため読後の理解度はその人の経験に非常に依存する内容になっています。
最低限プログラミングの体験が無いと終止雲がかかったような理解になってしまうと思われます。
逆にプログラミング経験があれば行間を埋めて理解できるという事ですが・・・
正直いって検索エンジンの概要を学びたいのならこの本は特別に分かりやすいわけでは無いと思います。
私はこの本の持ち味は表題と違うところにあると思います。
この本の中では終止、検索エンジンと図書館の蔵書検索とを対比をしています。
私はここで検索エンジンといっても特別な事をしているわけではなく、
図書館等で人力で情報を検索していた時代と本質的にやっていることは同じなのだと気づかされました。
むしろ検索エンジンの方がそれに合わせようと涙ぐましい努力を続けて現代に至っているのです。
ここでは情報を探すという根本的な営みを思い返させられます。
その意味で私は本書を現代情報処理の教科書と位置づけます。
とはいっても概念のみですが結構高度な事を解説されていますので、
これ以上の事を技術的に知りたいとなったら個別の論文や専門書にあたる必要があります。
その時この本の執筆に筆者がどれくらい苦心されたのか分かるかと思います。