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検察に死の花束を捧ぐ
 
 

検察に死の花束を捧ぐ [単行本]

柴野たいぞう
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

2011年9月5日、ある元・国会議員が自殺――。 2010年に電磁的公正証書原本不実記録の容疑で逮捕され、200日にもわたって東京拘置所に勾留された柴野たいぞう氏は、東京地裁で第一審判決がくだされることになっていたその直前、自ら命を絶った。 柴野氏が死の直前までかかって書き上げた告発の書。 特捜検察は何を狙っていたのか? 元国会議員はなぜ死ななければならなかったのか? 「執念を超えた鬼気迫る内容」(解説:大谷昭宏)

内容(「BOOK」データベースより)

東京拘置所の実態から、特捜検察の手口まで、死の直前のナマ告白。

登録情報

  • 単行本: 277ページ
  • 出版社: 三五館 (2011/12/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4883205509
  • ISBN-13: 978-4883205509
  • 発売日: 2011/12/21
  • 商品の寸法: 19.5 x 13.1 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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43 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
佐藤優が鈴木宗男との対談で絶賛していた本。
そこまで言うならと読んでみました。
内容は2011年9月に自殺した元国会議員の遺書であるのと同時に、検察告発もの。
柴野たいぞうなんて、名前も自殺したことも知らなかったけど、文章がうまいし、検察の成り立ちから問題点までよく調べられている。
特に検察との攻防戦は検事のセリフまでぜんぶ採録してしまったという、当人しか書けない秀逸な実体験ルポ。
結局、特捜部にしてみたら、小沢一郎でも民主党の他の誰かでも二階俊博でも誰でもよかった、ということが本書を読むとよくわかるがゆえにとても恐い。
自殺を覚悟して書いたからなのか、議員になることをあきらめたがゆえの潔さか、政治家本特有の宣伝臭さがないのでとても読みやすい。佐藤優推薦に偽りなしの良書。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ひろ×3 トップ50レビュアー
Amazonが確認した購入
衆議院議員を1期だけ務めたことのある、柴野たいぞう氏の、最後の著作です。無実を訴えるも、勾留期間は、200日近くにおよび、保釈された後、判決を前にして、自殺してしまいました。

世はまさに、大阪地検による、調書捏造が話題になり、検察への不信感が渦巻いていたころですが、検察という組織は、まったくわが身を振り返るという事をしないのが、本書を読むと、はっきりと分かります。

検察による不当勾留を書いた書物は、たくさん、ありますが、本書は、特に、検事の無情さ、勾留生活の残酷さに、主眼を置いたものになっており、拷問に近い、勾留所生活の実態が分かります。

特捜部の検事は、勾留所生活の実態を知った上で、あえて、勾留を武器とし、今日もまた、無実の人々を締め上げているのです。

検事に、大人しく従ったうえで、身に覚えの無い罪を認め、大物政治家についての嘘の証言をすることで、やっと、この地獄のような勾留生活から、保釈を認めてもらえるのです。

人は、ここまで残忍になれるのか。検事は、もはや、人とは、呼べず、まさにケモノの類です。日本は、昔から、法治国家ではなかったのです。裁判官の心象ではなく、検事への心象がすべてなのです。

霞ヶ関1丁目1番1号に、巣食う、最高検察庁、東京地検は、日本に君臨する、暴君の体を擁している、そのことが良く分かる本です。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By つくしん坊 トップ500レビュアー
「国民主権」の建前を取っている日本が、どうやらそうでないことに多くの人々が気付き始めたのは、民主党への政権交代後である。自民党一党支配の時代は、官僚と利害が共通する政治家達が上手に辻褄を合わせ、また官僚も前面に出るのを自制してきた。しかし、「素人政治家集団」の民主党政権に代わって後は、官僚どもがその本性を臆面もなく現わしはじめ、日本がどういう国であるかを、広く知らしめてくれた(普天間基地問題、TPP参加問題、震災対応、原発事故対応、消費税増税など、枚挙にいとまがない)。そう、日本は国民主権国家ではなく、「官僚主権国家」であり、この「国体」を護持する先兵が特捜部に代表される検察なのだ。

本書は、取るに足りない「微罪」で特捜部に逮捕され、200日近く拘留された著者による生々しい体験記である。この長期拘留で、自分の持つ会社や取引先、あるいは家族・友人・知人関係を徹底破壊された著者は、非常に痛ましいことに保釈後、公判を前に自死した。理由は分からないが、長期拘留に伴うダメージの大きさが一因であることは間違いない。

本書は、特捜捜査が、上層部が描いた事件の「シナリオ」(本書の場合は、著者が大物政治家に不法献金したという疑い)、というよりも「妄想」を調書に仕立て上げ、犯罪を捏造するプロセスが、克明に描かれている。叩けばホコリの出ない人間はいない。その「ホコリ」を「巨悪」に仕立て上げるのが特捜部の得意技であるのが実によく分かる。長期拘留で外部から隔絶され、「知人・友人が既に自白した、お前も白状するしかない、このまま自白しなければ一生、刑務所から出られないぞ」、と責め立て続けられれば、誰でもウソの調書にサインしかねない。特捜捜査の恐怖を追体験できる本といえる。

これまで、特捜部に不当に逮捕され、拘留または服役に処せられた多くの人々(鈴木宗男、佐藤優、田中森一、三井環、江副浩正の各氏など)の著書で、「冤罪製造所」特捜部の実態は、世の中に広く知られるようになり、本書はそのダメ押しともいえる。膨大な税金を使いながら、官僚主権国家の「国体護持」にしか興味がない特捜部、検察の追認しかできない最高裁事務総局支配下の裁判所、検事がすべての実権を握る司法行政など、日本の再生はこれら検察・裁判所・司法行政の抜本改革なくしてはありえないことを痛感させる本である。
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