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21 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
星野作品の中ではレベルは高くない,
By ライラライ (鹿児島県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 植物診断室 (単行本)
デビュー作の『最後の吐息』、野間文芸新人賞受賞の『ファンタジスタ』、三島由紀夫賞受賞の『目覚めよと人魚は歌う』を筆頭に、『アルカロイド・ ラヴァーズ』、『虹とクロエの物語』などの長篇、短篇集『われら猫の子』 などが特に星野作品では色の濃い作品群です。 特に『最後の吐息』、『アルカロイド・ラヴァーズ』は大傑作です。 そんな中で最新作『植物診断室』ですが、この作品は星野さんの一連の作品群 から考えると、レベルはあまり高くありません。 しかしながら、ところどころに星野さんらしい「色」が光っていて、この中篇 は星野作品群では水準作だろうと思います。 この作品に興味を持った方は、まず冒頭に挙げた作品群の中から読んだほうがいい かもしれません。星野さんの入門書にはこの『植物診断室』は向いていないと思い ます。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ラストに希望なぞ残すんじゃない,
By ホレイシア (東京都国分寺市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 植物診断室 (単行本)
星野智幸作品を読んだのは初めてである。装丁と題名に惹かれて手にとった。家族の中の「父親」の存在意義を植物に託して問うているところは評価できるが、いまどき特に目新しいテーマではない。 ある講演会で父親ってのはオプションだと語った男がいたが、それに大いに共感した者としては、主人公は「人工の更地に生えたススキ」のまま終わってほしかった。 そうしてこそ、この本を読んだ男性諸氏に与えるインパクトは強いと思うからだ。 ただ、文章には大いに魅力を感じたので、ほかの作品も読んでみたい。 余談、「これこれスギノコ起きなさい」って軍歌だったのか。知りたくなかったかも。
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