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投稿者: 古本屋A (詳しいプロフィールを表示) (Japan) 「阿部一族」は不覚にして原作を読む前に深作欣司の映画を見てしまった。見ごたえのある良い映画だった。で、原作を読んだが、素晴らしかった。なんと言っても、鴎外でなければ書くことが出来ない、あの、時代を現象させる文体だ。破格の教養を持ってして為せる業だと思う。「殉死」を考えたテーマとしても興味深い。だが、同時に現代に通じ難い奇妙さもある。主人公の友人で家族ぐるみの付き合いのある隣人が、阿部一族の謀反鎮圧に参画、最後に阿部の長男を倒した後日、これを誇ってかのように、「元亀天正の頃は夜討ち朝駆けはあたりまえで、阿部一族などは茶の子も茶の子だ」というようなことを言う。このようにいささか、理解に苦しむような... 続きを読む |
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