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アントニオはナポリ、ヴェネツィアなど各地を旅行して回るので、イタリア観光案内として読むこともできる(個人的にはゲーテのイタリア旅行記よりも好き)。実際明治の青年たちは、これを読んで異国への憧れをかきたてられていたそうだ。鴎外は舞台の地を自ら歩いたのだろうか、地名や寺院名などのカナ表記がきわめて正確で、さすが文豪は完璧だと感心してしまう。地図付き。
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