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森林異変-日本の林業に未来はあるか (平凡社新書)
 
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森林異変-日本の林業に未来はあるか (平凡社新書) [新書]

田中 淳夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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森林異変-日本の林業に未来はあるか (平凡社新書) + 日本林業はよみがえる―森林再生のビジネスモデルを描く
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商品の説明

内容紹介

2011年の世界森林年に、岐路に立つ日本の森を点検する。国産材の需要の高まり、機械化の進展の一方、働く者の高齢化など問題も山積する。全国を取材した著者がその未来を予測。

内容(「BOOK」データベースより)

二一世紀に入り、日本の森は一大転換期にある。国産材の需要が高まる中、現場には大型機械が導入され、一〇〇ヘクタール以上の大規模な伐採も行われている。しかし造林がなされず、荒地となった林地も少なくない。さらに林業従事者の減少と高齢化に歯止めがかからず、これで打ち止めにするための伐採も散見される。国際森林年を契機として、山の人も街の人も、日本の森の未来をじっくりと考えてみよう。

登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: 平凡社 (2011/4/16)
  • ISBN-10: 4582855830
  • ISBN-13: 978-4582855838
  • 発売日: 2011/4/16
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 放蕩息子 VINE™ メンバー
「森林や林業の恩恵をより多く受けているのは街の人である。」と書く著者に共感する。「街が林業を作った/森が街に行くことが林業だった」とは至言である。

資本主義経済は生産と消費とを分離し、その間をつなぐ流通と、それぞれの分業の確立によって成長・発展してきたが、今日の状況では、その分離の行き過ぎが社会の全体性を損ない、分解・崩壊の危機を招いている。例えば鬼頭秀一の提唱する「社会的リンク論」(ちくま新書『自然保護を問いなおす』などを参照)などは、そうして分断された全体性を回復することによって、現在の我々の危機的状況を乗り越えようとするものと理解しているが、それにはまず著者の言うように、「街は森に対していかなる責任を負うのか」を意識することが必要だし、木材の生産・流通だけでなく建築や森林生態系・地域景観までを一体に考える、「大林業」の発想が求められるだろう。

それにしても、これまでにも何冊か、森林関係の本は読み、2000年代前半までの日本の森や林業の状況もある程度は理解しているつもりでいたのだが、その後のわずか数年で、国産木材の価格が外材以下になり、木材自給率も上昇するなど、ここまで劇的な変化が起きていたとは驚いた。

その変化は現時点では残念ながら、日本の森や山村を守る方向に向かってはいないようだが、しかしわずか数年でこれほどの変化が起きるのであれば、あるいはこの後の数年でまた、劇的に良い環境変化も起こし得るのではないか?という気もしてくる。要は、日本の森に対しては、これまで、それほどまでに何も行われてこなかったのだろう。

そうした気づきは、あるいは皮肉なことなのかもしれないが、著者の危機感とは反対の、些かの希望にもつながる。我々、消費者の意識が変化すれば、もしかしたらまだまだこれから、日本の森や山村は生き返ることが出来るのかもしれない。是非多くの人が本書を手に取り、日本の森林の現状と、それとは裏腹の潜在的な可能性とに気づくことを願いたい。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hto
日本の森林は、今どうなっているのか?
報道では、地方経済衰退や生物多様性問題や温暖化問題などに絡み、断片的な情報は入ってくるが全体像がつかみづらい。

日本の林業は、10年前までは外国材に8割以上のシェアを奪われていた、しかし新興国の木材需要の高まり、環境問題による輸出規制により外材の確保が難しくなり、国産材への転化を目指すようになる。
政府も「森林・林業再生プラン」(2009)で10年以内に国産材自給率を50%を目標とした。

国産材の自給率低下には、(1)補助金づけ(2)体制の改革意識の希薄さ(3)大型機械化の遅れ(4)流通の一貫性のなさ、などがあり外材の安価に圧倒されていた、市場原理が働く他業界がらみれば改善の余地のある業界といえる。
しかし、森林は生物、土壌、気候、地域社会、多様な相互関係で成り立っている、林業の一部だけに市場原理を取り入れるのは、明らかにバランスを崩す。今まで個別に行ってきたが、森づくりから需要拡大までの一環した、全体を俯瞰するような森林利用計画が必要となっている。

「森林・林業再生プラン」は森づくりと需要拡大の構想、頭と尻尾が抜けている。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
日本の林業について、眼から鱗のことばかりが書いてあった。
今、日本の森林ではまるではげ山になるような勢いで伐採が続いているそうだ。
間伐の手の入れられていない山ばかりかと思っていたが、皆伐と燃えるこの木材の伐採の理由、
その一つが「官製伐採」だという。

水源や保水や海に栄養をもたらすのに大切な森林。それが外国人に買い占められている。
それはテレビでやっていた。しかし現実は、今、森は「分けのわからない日本人の持ち物」
になっているらしいのである。

今買う散財の自給率は徐々にだが上がっているらしい。
まぐろや海産物においてそうであるように、外材輸入で外国勢に買い負けしているらしいのである。
だからやむを得ず、国産材を使う。

そしてTPP,これに参加すると日本は林業も壊滅的打撃を受けると僕は思うのだが……
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