現在は大分元気になられたようだが、95歳の高齢で死の一歩手前まで行かれた綱英先生の、おそらく「遺著」。
「森林生態学」「山の思い出」「自然保護」「里山」「林野行政」と、先生の人生を象徴する、5つの項目に分かれている。はじめて先生の本を読む人には新鮮だろうが、先生の本を読んでいる人には、過去の本の繰り返しが多い。
ただ、晩年に手がけられた「自然保護」は、目新しいことが多く、面白かったです。
先生は病床のため、この本は、奥様でキノコエッセイストとして高名な四手井淑子さんが、まとめられたようで、巻末エッセイはいつもの淑子節。(ちなみに「口述筆記」は、やろうとしたが、あきらめたようです。過去に発表した文章を探しだして、取捨選択、文章の手直しを、淑子さんがされた)
逆に先生から淑子さんへのメッセージも聞きたかったが・・、望蜀のたぐいか。