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森林と人間―ある都市近郊林の物語 (岩波新書)
 
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森林と人間―ある都市近郊林の物語 (岩波新書) [新書]

石城 謙吉
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

北海道苫小牧市の郊外に広がる、かつては荒れ果てていた森林。そこで一九七〇年代以降、自然の再生力を尊重する森づくりが進んだ。草花、小鳥、昆虫、そして小川のせせらぎ…。市民の憩いの場として、また森林研究の場としても知られる豊かな自然空間は、どのようにして生まれたのか。「都市林」のあり方を示唆する貴重な体験記。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石城 謙吉
1934年長野県諏訪市に生まれる。1961年北海道大学農学部卒業。1969年北海道大学大学院博士課程修了。専攻は動物生態学。現在、北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 213ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/12/19)
  • ISBN-10: 4004311667
  • ISBN-13: 978-4004311669
  • 発売日: 2008/12/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By dream4ever VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
1934年諏訪市生まれ北大卒
石城先生の本は「イワナの謎を追う」「森はよみがえる」と読ませていただいた。イワナの謎を追うはイワナ研究のまさに聖書と言うべき本だと認識している。地道な研究が導き出す事実と謎こそが自然科学という文脈そのものであると。そんな生態屋さんが北大演習林の林長として活動された苫小牧演習林でのご苦労とご活躍を実に質素にそして失敗談も隠す事無く描きだしている。
森と人間との関係、森と林業の関係を苫小牧演習林という個別の立地条件だと前置きしているが、実は日本の森、あるいは世界の森が抱える問題、さらには林業の本質的問題を実に多くの場面で共通事項として存在するのでは思った。
どろ亀さんこと故高橋延清さんとのヨーロッパ視察の話も出てきて、石城先生の生きてきた道のりが大変興味深く、そして読むにつれて残りページが少なくなる寂しさを感じた一冊でありました。

日本の官製林業失敗の原因、そして今後の林業(産業として成立するか否かは別にして)のあるべき道を示しています。
これは苫小牧演習林(現研究林)が単なる都市林として特殊だと指摘するのは大きな間違いでしょう。いかに人が森に係わり、共生していく事の大切さを石城先生やスタッフの努力により証明していることを是非とも本書から読み取ってもらいたいと願っています。
そして自然科学者のあるべき姿を。

やっぱり北大に行きたかったな。。。。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
形式:新書
 今や国際会議などの最重要テーマともされるなど、環境問題や緑の保全など森林の重要性は誰もが認識している。

 本書は、まだまだ開発中心の世の中であった1973年に、林業とは畑違いのイワナの専門家という分野から北海道大学苫小牧演習林の林長として手を挙げて、その改革に着手した著者の物語であり、前著「森はよみがえる」の続編とも言うべきものである。

 計画性もなしにエゾマツやカラマツなどの植林を行い、放置して荒れ放題の悲惨な状態であった当時の演習林を、まさに手探りの状態から、多くの苦難や反対と闘いながら市民の森へと再生していく姿は見事である。

 職員総出で作った池、荒れ放題だった川の再生、石を活用した淵を使いせせらぎを再生して取り戻した魚と水鳥の風景は素晴らしい。

 最終章にある森林と人間の歴史は、現代の世界への大きな警告になっている。
 今こそ、身近な森の再生を図り、我々の子孫に残していきたいと考えさせられた。
 私も北海道に住んだことがあるが、ミズナラやハルニレの茂る北海道の落葉広葉樹林は、本当に美しい。いつか、機会があれば訪れたい場所である。
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形式:新書
プロローグを教科書にのせたい。
シンプルだけど人間性があふれるような素敵な文章。
小難しい話は一切なくて、どうやって演習林が変わって行ったのか
読んでいると景色が浮かぶようなお話でした。
先日苫小牧演習林に行ってきましたが、
読んでから行けてほんとうによかったです。
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