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森敦との対話
 
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森敦との対話 [単行本]

森 富子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

没後15年、天才作家の真実を明かす衝撃作。22歳の文壇デビュー以後、一作も書かず各地を放浪した末、62歳史上最年長で芥川賞を受賞した異色の作家森敦。没後15年、謎の半生と素顔、名作「月山」誕生秘話を養女である著者が初めて明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

十代で菊池寛に見出され、横光利一に才能を認められ、二二歳の時「酩酊船」で文壇デビュー、将来を期待されながらも以後一作の小説も刊行しないまま、奈良、山形、三重など日本各地を放浪、在野で文学研究に打ち込む半生を送った後発表した「月山」で、六二歳で芥川賞を受賞した作家、森敦。その間殆ど小説を書かなかったにも拘わらず、森は太宰治、檀一雄らと同人誌を作り、又、すでに名を成した錚々たる作家達が訪ねて来ては文学上のアドバイスを乞う。プロの作家でもなく、定職に就かない時期も永い、一介の在野の人間である森の文学理論は驚くべきものだった。本書は、五十代で東京に移り住み、文学研究に没頭した森敦に親しく接し、文学上の師弟関係となり、更に森敦夫妻の生活面まで助けるようになった著者が、森の没後十五年の今、作家の素顔と謎の半生、そして名作「月山」執筆と芥川賞受賞の経緯を評伝小説として綴ったものである。

登録情報

  • 単行本: 312ページ
  • 出版社: 集英社 (2004/8/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408774714X
  • ISBN-13: 978-4087747140
  • 発売日: 2004/8/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
森敦は「月山」の他はいくつかの文壇史を読んでいた。
それだけの知識でこの本を読み進めたが、途中息苦しくなった。「指導はするが一作も
書かない」森は「未だ」自分自身で小説を書くことに納得がいかなかったのだ。
傍目には陽気な妻と後に養女となった作者が森と接する日常が凄まじく、これ自体が
作り物のように感じた。果たして小説家とはこのようなものか。こんなにも己に書くことに
厳しくなれるものなのか。読んでいる最中、常に自問自答していた。
これから「月山」をもう一度読んでみようと思う。
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By イッパツマン トップ500レビュアー
形式:単行本
 世間的には無名のインディーズ作家でありながら、小島信夫や三好徹などの「小説の師」として彼らの原稿に手を入れていた無名時代の森敦。倒産仕掛けの印刷会社に勤めながら、全く自らの作品を書こうとしない森を叱咤激励し、校正までも手伝った弟子&養女による「月山」誕生までの秘話。

 凄まじく世間からズレまくった森夫妻を支え続けたその姿は、苦行の趣きすら読む者に与える。それにしても、作品もそうだが一人の人間としても、森敦という作家には謎めいた魅力がある。そうした彼の魅力を味わうには、著者が主催する森敦の公式ホームページも助けになるだろう。

 未読の方はまず「月山」を読んでいただき、その後にこの本を読むことをオススメします。
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