元々中国の運命学というのはかなりシビアなもので、日本人には到底受け入れ難いものだったがゆえに、それを日本人向けに「甘味料」をまぶしてアレンジした、のがいわば日本式四柱推命ですが、本書はその日本式四柱推命の参考書です。
因みに「甘味料」とは、、、
☆運命は変える事が出来る。四柱推命で開運可能。
☆時間不明でもOK。三柱OK。
☆月支の通変星をベースに簡単に判断出来る。
つまり「救済アリマス」「誰にでも手軽に簡単にわかります」「便宜主義・ご都合主義」という日本で好まれる三種の神器的主義思想を盛り込んだのが日本式四柱推命と言えると思います。
蛇足ながら、本場モノだと、、。
★宿命は生まれた時から決まっている。大きな流れは変えられない。また四柱推命はいわば人生の天気予報みたいなものだから、これで運命を変える事は出来ない。
★生まれた時間が不明ではこの占いでは判断できません。悪しからず。
★四柱八字における五行の強弱を判断して、喜忌(吉凶)を判別するので、「今日始めたあなたでも簡単に判断できます!」なんて事はあり得ません。
と、日本人からすると、やたら敷居が高くて門前払いが多いように感じてしまうもので、この辺りに「改訂版日本式四柱推命」が普及する余地があったのではないか、と思います。
10年ほど前はこの手の日本式四柱推命の文献しかありませんでしたが、今は台湾ベースの「本場の占い」に関する著書も結構出てきましたので、敢えて日本式四柱推命を選ばずとも、というのが正直なところですが、寿司にも「カリフォルニア・ロール」なるものがあるように占術にも「ローカル・バージョン」があっても良いと考える方もいるかと思いますので星3つとしました。
逆に言えば、「正統派占術」「本格的中国占術」を勉強したい方にとっては星1つ程度だと思います。