1990年に出た単行本をソフトカバーで復刊したもの。
日本の北から南まで各地の森を訪ねてまわり、日本の森の未来について語った熱い本。著者の稲本氏は飛騨高山の在でオーク・ヴィレッジというのを主宰して有効な木材利用を訴えている人物。
取り上げられているのは、屋久島、朝日連峰、京都・北山、上高地、吉野、白神など。いずれも、かつては土地の人々によって守られていた森が近代になって破壊され、現在もまずい行政や一般の人々の関心の薄さのために危機に瀕しているという構図で説明される。大切な仕事だろう。
こうした仕事もあって、森林行政も徐々にではあるが、変わり始めている。しかし、まだまだ問題点は多く、これからも目を離すことは出来ないと思う。
写真が非常にきれい。