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森のなかの海(上) (光文社文庫)
 
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森のなかの海(上) (光文社文庫) [文庫]

宮本 輝
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

阪神淡路地区を大地震が襲った日、36歳の仙田希美子の平穏な人生も崩壊を始めた。夫は地震の直後に愛人のもとへ行き、姑もその存在を認めていたのだった。離婚を決意した希美子は、両親や妹たちに支えられ再出発をはかる。やがて、学生時代に知り合った老婦人、毛利カナ江から奥飛騨の広大な森と山荘を相続し、息子二人と移り住むことに。  現代に希望の光を与える大作。

内容(「BOOK」データベースより)

阪神淡路地区を大地震が襲った日、36歳の仙田希美子の平穏な人生も崩壊を始めた。夫は地震の直後に愛人のもとへ行き、姑もその存在を認めていたのだった。離婚を決意した希美子は、両親や妹たちに支えられ再出発をはかる。やがて、学生時代に知り合った老婦人、毛利カナ江から奥飛騨の広大な森と山荘を相続し、息子二人と移り住むことに。現代に希望の光を与える大作。

登録情報

  • 文庫: 427ページ
  • 出版社: 光文社 (2004/9/10)
  • ISBN-10: 4334737404
  • ISBN-13: 978-4334737405
  • 発売日: 2004/9/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私も宮本輝の大ファンで、これまではどの作品を読んでも、その度に
自分と宮本作品との相性を確認できました。万人にとって絶対的に
面白い本はないと思いますが、作家と読者との相性というのはあると
思うのです。私にとって宮本作品というのは、いつも読んでいる最中に
この本に出会えてよかった、面白いからどんどん進んでしまうが、
読み終わるのが残念でしかたないと思えるものだったのです。
でも、この作品だけは、上巻を読み終わってから下巻を手に取るまでに
間に他の本を読んでしまいました。
それでも最後まで読めたのはやはり宮本作品の力といえるかもしれません。
やはり、私もこの作品に確固たる軸が感じられないというのが大きかったです。
宮本作品の真骨頂は登場人物ひとりひとりが生きていて、活字を追っているだけでも、
自分の中で登場人物の顔や姿かたちが生き生きと浮かんでくるような人物描写の
素晴らしさだと思っています。
この作品では登場人物は多い割りに、それぞれの人物像が薄かったような気がします。
主人公が大勢の女の子を居候させる決心に到った心境なども読み取れませんでした。
そういえば月光の東を読んだときも、読んでいても軸がつかみきれず作品に
入り込めないまま作品の外に放り出されたような感じがありました。
でも宮本作品は最高だと思います。
ちなみに私が好きな作品は、流転の海シリーズ、青が散る、優駿、錦秋、草原の椅子、
道頓堀川、蛍川、幻の川、春の夢、五千回の生死などです。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 「泥の河 蛍川 道頓堀川」で宮本輝が好きになり、「青が散る」「春の夢」でどっぷりはまり、以後「流転の海」シリーズ「星々の悲しみ」「錦繍」「優駿」「避暑地の猫」「私たちが好きだったこと」など読んだ、いち宮本ファンです。

 結論から書くと、宮本作品で初めて読むのがおっくうに感じた作品となりました。私なりに分析すると、
1話の軸がはっきりしていない。宮本作品の肝は、主人公と対役の心の葛藤だと思う。夫の不貞から遺産相続、被災した少女たちとの共同生活等話題が展開し、それに伴って対役もめまぐるしく変わるので、主人公との濃い人間関係が描かれていない。
2作品のキーワードとして巨木があるようだが、そのために話全体がぼやけてしまっている。
3陶器の解説文の引用や平家物語の引用、少女たちのたわいもない会話など、なかなか話題の核心に進めず、もどかしい。

 宮本作品のコメントの中に、「売るための作品」「中身がない」等を見ましたが、初めてそのコメントに同感せざるを得ない作品でした。でも、宮本輝、大好きです。
 冒頭に記した作品はお薦めできます。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
裏表紙の解説にあるように、読者に希望を与える本です。

最近思うことは、幸福とは何かの条件を満たすことじゃない。
豪邸、高級車、高収入、またはそれらの持ち主と結婚すること、
子供が何人いて、等々の条件を満たすことじゃないと。頭で
わかっていても皆、どうしてもそれらを安心の基準にしちゃう。

でも、裕福で名誉も地位もある家は家で、普通の家庭は家庭で、
または、もっと経済的な悩みなどをたくさん抱えた家は家で
それぞれに悩みや問題はあります。

要するに人間性です。宮本さんがこの本でおっしゃっている
器の様なものが一番の問題です。苦しみさえも生きる原動力に
出来る人間性。それは、何を信じているか?ということが大事
だと思います。

最初、震災という天災と夫の不貞という身近な事件の両方が一度に
押し寄せたというのに、主人公の心情があまり描かれてなくて、な
んだかいつもの宮本さんよりリアリティーがないなと思ってしまい
ましたが、上巻の終盤から下巻は、本当に厚みのある、素晴らしい
「文学」だと感じました。最近、小説や、インパクトの強いお話し
はいっぱいありまして、当方も嫌いではありませんが、文学だと
言える作品を久々に読みました。

大きな流れに身をまかせて、読んでください。
読後、必ず、希望が湧いてくることでしょう。

人間とはもともと、生きていこうとするものだと、信じられます。

宮本さんは本当に素晴らしい作家です。

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投稿日: 4か月前 投稿者: スイスロール
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投稿日: 11か月前 投稿者: makio
主人公は誰?
実は「森のなかの秘密」という別の作家の別の作品を検索していて、そちらはなく、似たようなタイトルの宮本輝さんの作品を見つけ、こういうきっかけの縁もありかな?と上下巻... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: どれみ
本当の「癒し」とはこういうモノだ
この小説は、起承転結があまりハッキリせずに、物語のスタートとゴールだけがある。... 続きを読む
投稿日: 2005/5/4 投稿者: レビュアー007
人を信頼すること
宮本輝の長編小説は時間軸が長く、さまざまな人の軸が複雑に絡まっているのが常。本書も多くの登場人物のその時々の心の有りようが伝わってくる。... 続きを読む
投稿日: 2005/1/22 投稿者: vatmideo
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阪神大震災のあとの物語ですが、最近の中越地震でも、このような物語が生まれるのかと思うと複雑な気分です。... 続きを読む
投稿日: 2004/11/7 投稿者: しもちゃん
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とても読後感のよい物語です。... 続きを読む
投稿日: 2004/10/19 投稿者: teddybunny
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投稿日: 2004/10/19 投稿者: のびのび太
マロングラッセ
大震災に離婚と暗い話になるかと思いましたが、
読んでみるとそうではなかったです。... 続きを読む
投稿日: 2004/9/18 投稿者: orange_pot
長編好きの私にはたまらない
私は神戸の震災のことを遠いここからニュースで見ているだけだったのでこの本を読んで震災の中を少し歩けた気がしました。... 続きを読む
投稿日: 2003/12/24 投稿者: naonote
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