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森に眠る魚
 
 

森に眠る魚 [単行本]

角田 光代
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (43件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

都内文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通して互いに心を許しあう彼女たちだったが、その関係性は徐々に変容してゆく。引き金となったのは小学校受験なのか、それとももっと他の何かなのか。――あの子さえいなければ。私さえいなければ。5人のせめぎあう感情が胸にひりひりと迫る、著者母子小説の衝撃作!

内容(「BOOK」データベースより)

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。

登録情報

  • 単行本: 365ページ
  • 出版社: 双葉社 (2008/12/10)
  • ISBN-10: 4575236497
  • ISBN-13: 978-4575236491
  • 発売日: 2008/12/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (43件のカスタマーレビュー)
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By DiDi
形式:単行本|Amazonが確認した購入
他の角田光代作品同様に誰もが見たくない、見ないようにという物から目をそらす事なく見据える角田光代の真剣さ真面目さが伺えました。

ある種の誰でも経験がある後ろめたさと恐いもの見たさにぐいぐい引きつけられあっという間に読み進み、そのうち自分でも気づかない自分自身の中に眠る本性みたいなものに向き合わざる得ない状況にたたされます。

でも本作を読み終わって感じた事は現代の格差社会の恐ろしさ。

本作のテーマになっているお受験。

すべては格差社会の勝ち組になろうとするがゆえの努力。

日本人はほとんどが中産階級で平和に暮らしていると信じているがこの話を読むとそんなのは幻想に過ぎず、明らかに格差が存在する事を認めざるを得ない状況に落ち入ります。

本作の中には出てくる5人の主人公の母親達はそれぞれが異なった環境の異なった階級に属しています。 いわゆる育ちが違うってことです。

その自分が育ったのと同様の環境の中にいる分には気づかない事を全く別の階級どうしが育児を通して知り合いになり友達になり行動をともにする事によりいやでもその違いに気づかされてしまうのです。

育ちのいいもの(都会育ちの勝ち組)は育ちの悪い物の趣味(センス)には共有できないと悟り、彼らの卑しさに気づき辟易し、貧乏とまでも行かず郊外や田舎の裕福でない家庭と環境で育ったものには自分の中にあるゆがんだ劣等感とどんなにのぞんでも身につける事の出来ない違い、勝ち組の中にあるあきらかな優越感に気づいてしまう。

それに実感をともなって気づかされてしまう事がこの話の本当の恐ろしさでしょう。

両者は相容れず格差は開いていくばかり。物語はそれに気づいたものたちが自分の領域を死守する為の行動の醜さを余す事なく伝えていきます。

昨日までキレイごとでなっていたこの世界が実はそうではなっかたと気づき足もとがぐらつく感じ・・・。

自分は周りに影響されないと思っても知らず知らずのうちに比較している。

そしてだれもが人より有利にたちたいというところで欲望が生まれ悲劇が生まれる。

社会的格差というのは今に始まった事ではないのはたしかですが昔は それぞれが立場をわきまえ身の丈にあった分相応の暮らしにそれなりに満足していた様な気がします。

それが現代では雑誌やテレビでセレブがモテハヤされちょっとがんばれば自分にも同じ様な暮らしが手に入る錯覚をおこすような情報が氾濫し、それに輪をかけるようにクレジットカード会社やローン会社によって安易お金が手に入り、その自分の物でないお金があたかも自分の物のように錯覚をおこしてしまう様な仕組みにあふれている。

この小説はそんな現代の情報社会と格差社会の生む恐怖と闇を個人の目線からリアルに書ききった一作だと思います。
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 0704
形式:単行本
よく似たお母さん同士の人間関係はどこにでもある風景で
多くの小さい子供を持った母親は子供中心の生活をしています。
ストレス解消や情報交換などの楽しいだけの場であれば無問題ですが
つまらないことで誤解したり疑心暗鬼になっていく人間関係や課程が
とてもリアルに描写されていて怖いくらいです。
今、まさに子育て中のお母さん達が読めばギクッとなる事がたくさんあり
読み終えることでママ友以外で視野を広げようという気持ちになるかも知れません。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kim
形式:単行本
本質的なテーマは、「対岸の彼女」と同じだったように感じる。
「私」は「私」、「人」は「人」と割り切れると自負していても
やっぱり周りが気になり、誰かを分かりたいと思う反面、
そのうちに自分のことを分かって欲しいという気持ちも強くなってしまう。
学生時代のスクールカーストにおける人付き合いから何も成長できず
大人になっても同じままであることにはとても共感した。
中盤以降に、個性が薄れ読んでいて誰が誰だか分からなくなる描写は
リアリティーがあって良かった。

ドラマの「名前をなくした〜」はテーマが被るならともかく
設定までもが同じような気がする。
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投稿日: 3か月前 投稿者: スス子
二度は読まないかな
新聞広告で目に付いて購入。文章は面白く一気に読めたけれど、最後までふーん、という感じで
結局何が言いたいのかよくわかりませんでした。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: チョコチョコ
暗い女たちだね
新聞広告を読んでわざわざ注文したのに、がっかりです。
登場するのは類型的な子育てママばかり。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: cocomama
少し安易かもしれない
子供が小さい専業主婦の狭い世界、というのは私自身通ってきた道なのでわかる。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: フィヨルド
自分を知り、人を理解するための本。
素晴らしい小説でした。中盤からは仕事を休んで、一気読みしました(笑)。
生活も、価値観も、生まれ育った環境も全く違うそれぞれのキャラクターの... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: りのみん
いまいち、退屈だった。
... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: FIRE
幸せとは・・・
重いなぁ、
暗いなぁ、が読後に出てきた最初の言葉。

幼稚園、小学校、
お受験にかかわる... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: せぷたか。
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