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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
狭い人間関係,
By 0704 "aka" (和歌山) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 森に眠る魚 (単行本)
よく似たお母さん同士の人間関係はどこにでもある風景で多くの小さい子供を持った母親は子供中心の生活をしています。 ストレス解消や情報交換などの楽しいだけの場であれば無問題ですが つまらないことで誤解したり疑心暗鬼になっていく人間関係や課程が とてもリアルに描写されていて怖いくらいです。 今、まさに子育て中のお母さん達が読めばギクッとなる事がたくさんあり 読み終えることでママ友以外で視野を広げようという気持ちになるかも知れません。
43 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
文教地区、ママ友達、空疎な夫婦関係、これって・・・,
By
レビュー対象商品: 森に眠る魚 (単行本)
著者の角田光代さんは、もともと事件もののノンフィクション物をよく読むそうで、ママ友同士の心のぶつかり合いから相手の娘を手にかけてしまったというあの事件に ついては傍聴記録まで読みふけったそうです。そんな風に気にかけていた事件を あくまでもモチーフとして取り上げ、母親同士の関係を徹底的に描いた本作は、 とても読み応えがありました。「対岸の彼女」では、少女時代の友情と大人の 女性同士の友情の対比が新鮮でしたが、今回は、子供や幼稚園を介して得た友情が 子供の進路という問題を前に揺らぎ、少しずつ根底から壊れていく様子が静かに 胸糞悪くなる感じ(良い意味で)。誰一人、これという悪人はいないのですが 最初は好もしく思えていた育児観や子供の個性の違い、生活レベルの差などが 目障りになり、不信感が育ち、そして憎しみとして形をなしていく様子… 人が恋に落ちるとか友達ができる、というプラスの感情が育っていく小説と違い どんどんマイナスの感情が女性たちの中で膨れてくる気持ち悪さをびっちりと 味わわされる、ある意味ホラーのような小説です。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
角田さんらしい作品,
By
レビュー対象商品: 森に眠る魚 (単行本)
本質的なテーマは、「対岸の彼女」と同じだったように感じる。「私」は「私」、「人」は「人」と割り切れると自負していても やっぱり周りが気になり、誰かを分かりたいと思う反面、 そのうちに自分のことを分かって欲しいという気持ちも強くなってしまう。 学生時代のスクールカーストにおける人付き合いから何も成長できず 大人になっても同じままであることにはとても共感した。 中盤以降に、個性が薄れ読んでいて誰が誰だか分からなくなる描写は リアリティーがあって良かった。 ドラマの「名前をなくした〜」はテーマが被るならともかく 設定までもが同じような気がする。
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