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森に眠る魚 (双葉文庫)
 
 
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森に眠る魚 (双葉文庫) [文庫]

角田 光代
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (50件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 720 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。あの子さえいなければ。私さえいなければ…。凄みある筆致であぶりだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。衝撃の母子小説。

内容(「BOOK」データベースより)

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通して心をかよわせるが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎ合い、それぞれが追いつめられてゆく。凄みある筆致で描きだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。渾身の長編母子小説。

登録情報

  • 文庫: 456ページ
  • 出版社: 双葉社 (2011/11/10)
  • ISBN-10: 4575514640
  • ISBN-13: 978-4575514643
  • 発売日: 2011/11/10
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (50件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 16,581位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 狭い人間関係 2010/1/9
By 0704
形式:単行本
よく似たお母さん同士の人間関係はどこにでもある風景で
多くの小さい子供を持った母親は子供中心の生活をしています。
ストレス解消や情報交換などの楽しいだけの場であれば無問題ですが
つまらないことで誤解したり疑心暗鬼になっていく人間関係や課程が
とてもリアルに描写されていて怖いくらいです。
今、まさに子育て中のお母さん達が読めばギクッとなる事がたくさんあり
読み終えることでママ友以外で視野を広げようという気持ちになるかも知れません。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By DiDi
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
他の角田光代作品同様に誰もが見たくない、見ないようにという物から目をそらす事なく見据える角田光代の真剣さ真面目さが伺えました。

ある種の誰でも経験がある後ろめたさと恐いもの見たさにぐいぐい引きつけられあっという間に読み進み、そのうち自分でも気づかない自分自身の中に眠る本性みたいなものに向き合わざる得ない状況にたたされます。

でも本作を読み終わって感じた事は現代の格差社会の恐ろしさ。

本作のテーマになっているお受験。

すべては格差社会の勝ち組になろうとするがゆえの努力。

日本人はほとんどが中産階級で平和に暮らしていると信じているがこの話を読むとそんなのは幻想に過ぎず、明らかに格差が存在する事を認めざるを得ない状況に落ち入ります。

本作の中には出てくる5人の主人公の母親達はそれぞれが異なった環境の異なった階級に属しています。 いわゆる育ちが違うってことです。

その自分が育ったのと同様の環境の中にいる分には気づかない事を全く別の階級どうしが育児を通して知り合いになり友達になり行動をともにする事によりいやでもその違いに気づかされてしまうのです。

育ちのいいもの(都会育ちの勝ち組)は育ちの悪い物の趣味(センス)には共有できないと悟り、彼らの卑しさに気づき辟易し、貧乏とまでも行かず郊外や田舎の裕福でない家庭と環境で育ったものには自分の中にあるゆがんだ劣等感とどんなにのぞんでも身につける事の出来ない違い、勝ち組の中にあるあきらかな優越感に気づいてしまう。

それに実感をともなって気づかされてしまう事がこの話の本当の恐ろしさでしょう。

両者は相容れず格差は開いていくばかり。物語はそれに気づいたものたちが自分の領域を死守する為の行動の醜さを余す事なく伝えていきます。

昨日までキレイごとでなっていたこの世界が実はそうではなっかたと気づき足もとがぐらつく感じ・・・。

自分は周りに影響されないと思っても知らず知らずのうちに比較している。

そしてだれもが人より有利にたちたいというところで欲望が生まれ悲劇が生まれる。

社会的格差というのは今に始まった事ではないのはたしかですが昔は それぞれが立場をわきまえ身の丈にあった分相応の暮らしにそれなりに満足していた様な気がします。

それが現代では雑誌やテレビでセレブがモテハヤされちょっとがんばれば自分にも同じ様な暮らしが手に入る錯覚をおこすような情報が氾濫し、それに輪をかけるようにクレジットカード会社やローン会社によって安易お金が手に入り、その自分の物でないお金があたかも自分の物のように錯覚をおこしてしまう様な仕組みにあふれている。

この小説はそんな現代の情報社会と格差社会の生む恐怖と闇を個人の目線からリアルに書ききった一作だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
47 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者の角田光代さんは、もともと事件もののノンフィクション物をよく読むそうで、
ママ友同士の心のぶつかり合いから相手の娘を手にかけてしまったというあの事件に
ついては傍聴記録まで読みふけったそうです。そんな風に気にかけていた事件を
あくまでもモチーフとして取り上げ、母親同士の関係を徹底的に描いた本作は、
とても読み応えがありました。「対岸の彼女」では、少女時代の友情と大人の
女性同士の友情の対比が新鮮でしたが、今回は、子供や幼稚園を介して得た友情が
子供の進路という問題を前に揺らぎ、少しずつ根底から壊れていく様子が静かに
胸糞悪くなる感じ(良い意味で)。誰一人、これという悪人はいないのですが
最初は好もしく思えていた育児観や子供の個性の違い、生活レベルの差などが
目障りになり、不信感が育ち、そして憎しみとして形をなしていく様子…
人が恋に落ちるとか友達ができる、というプラスの感情が育っていく小説と違い
どんどんマイナスの感情が女性たちの中で膨れてくる気持ち悪さをびっちりと
味わわされる、ある意味ホラーのような小説です。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 2.0 女性週刊誌を読んだ後のような読後感
この著者は本当に女性の、とくに狭い世界に生きている女性たちのどろどろとした感情を
描くのがうまいですね。... 続きを読む
投稿日: 10日前 投稿者: loveirvine
5つ星のうち 3.0 登場人物が多すぎる
暗すぎて光が見えない・・・・
いや面白いんですけどね。
角田光代なんですけどね。
読んでて暗くなりすぎます。... 続きを読む
投稿日: 16日前 投稿者: kurotankurotan
5つ星のうち 5.0 子供をお持ちの奥様必見!
私も幼稚園と小学校に通う子供がいますが、まさにいろんな種類のママ友との関係が本の中に出てきます。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: ざっかざっか
5つ星のうち 5.0 母親としての苦しみ
ドラマ「名前を亡くした女神」の原作としても知られている作品です。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: ひろぽん
5つ星のうち 4.0 もと幼稚園ママより
私は上の子の幼稚園でママグループになり、一緒に買い物行ったりして、
最初は楽しかったけど、だんだん陰口&噂話が多くなって嫌になり、... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: きりんりん
5つ星のうち 5.0 どろどろしてて重いけど楽しい
子供はいないけれど主婦なので理解はできます。主婦同士の人間関係の難しさ。
やはりグループではなく1対1でつきあうのがよいと思う。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: うに
5つ星のうち 4.0 行き着くところは・・・いったいどこ?
先入観なく読み始めたもので、いったいどこへ落ちるのか楽しみでした。

登場人物が、シンクロしながら事件が起きるのか・・・?... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: くまんばち
5つ星のうち 4.0 隠しておきたい、森に眠る魚を抉り出された
肌触りの良い作品ではありません。特に、子育て中のお母さん(お父さん)にとって、キツいところもある話です。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: ひとみ
5つ星のうち 5.0 女性グループというわずらわしさ
学生時代でも社会に出てからでも、1度でも「女性グループってめんどくさい!」と実際に経験したことがある人にとっては、... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: momo-pan
5つ星のうち 2.0 ドラマの脚本のよう
角田さんの著書を初めて読みました。
読後の率直な感想は「長い…けど浅い…」かなぁ。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: おかちめん子
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