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梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫)
 
 

梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 (小学館文庫) [文庫]

小田部 雄次
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

侯爵鍋島家に生を受け、皇族梨本宮家に嫁ぎ、そして太平洋戦争後は平民となった伊都子妃。明治・大正・昭和の各時代を、七七年間にわたって綴った日記が、その波瀾の生涯を紡ぎ出す。近代日本の歩みを読み解く道標となる本、待望の文庫化。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小田部 雄次
1952年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得。日本近現代史専攻。現在、静岡福祉大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 581ページ
  • 出版社: 小学館 (2008/11/7)
  • ISBN-10: 4094083251
  • ISBN-13: 978-4094083255
  • 発売日: 2008/11/7
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
生涯のうち77年間日記をつけていたというだけでも驚きますが、その日記の主が、皇族梨本宮家に嫁いだ伊都子妃ですから、それだけでも相当興味を覚えるような資料です。旧佐賀藩主の侯爵鍋島家に出自を持つ彼女ですが、その長女が朝鮮王族の李王垠に嫁いだ方子妃でから、ますます興味を惹きます。まさしく日本近代史の歩みとその生涯はリンクするわけですから。

本書は、文庫本としてはかなりボリュームのある600ページ近くの分量に膨らんでいます。もっとも活字も大きく多くの写真を掲載していますので、読み進めるのに支障はないですし、筆者小田部雄次氏の分かりやすい解説もあり、歴史のダイナミックな動きに翻弄される伊都子の波乱万丈の生涯のドラマを見るような感覚で読み進めました。文語調で書かれた日記の本文も書き下し文であり、ふり仮名も振ってありますし、脚注もあるので日記の理解を助けるものとなっています。

章立ては、マント=ド=クール、日露戦争、世界の強国、喪服の宮妃、デモクラシーの風、戦火、警報、急転落、「象徴」の時代となっており、章を見るだけで明治・大正・昭和の激動の時代を知ることになりましょう。
戦後、平民になってからも旧皇族の意識は抜けず、536ページには注目すべき記載がありました。皇太子ご婚約発表に際し(1957年11月27日)、「朝からよい晴にてあたたかし。もうもう朝から御婚約発表でうめつくし、憤慨したり、なさけなく思ったり、色々。日本ももうだめだと考えた」と書いています。「結婚に付あまりにもかけはなれたる御縁組、おどろかされて心にもおさまらず」とあります。華族女学校卒業生の同窓会組織の常磐会の有力な会員であり、実妹の松平信子が常磐会会長ですから、その舌鋒の鋭さも相当なものでした。
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すごい史料 2012/2/4
By みみ
形式:文庫
  
明治から昭和の戦後まで生き続けた皇族妃の、ずっと記し続けた日記の内容を紹介しているこの本は、
とても興味深く大変面白かったです。
日露戦争、関東大震災、ラジオ放送、太平洋戦争、空襲、戦後の困窮と、近代日本の盛衰をずっと
見続けてきた彼女の日記は大変貴重で、近代史研究の上でも女性の生き方・人生を探る上でも決して
失ってはならない宝と思いました。

最近中公新書「近現代日本を史料で読む」を読んだところ、伊都子妃の日記は現在
「所在不明」
とあってビックリ!衝撃です。
いったいどこに消えてしまったのでしょうか?
いつか出版される日もあるだろうと思っていたのに。なんとか所在と保管者を見つけ出してほしいものです・・・
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