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桜花を見た
 
 

桜花を見た [単行本]

宇江佐 真理
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

著者の魅力が一冊に凝縮された豪華な作品集!
刺青判官遠山景元と落し胤との生涯一度の出会いを描いた表題作ほか、北齋の娘應爲、蠣崎波響など実在の人物に材をとった時代小説集

内容(「BOOK」データベースより)

日本橋「いせ辰」の手代、英助には誰にも言えない秘密がある。それは北町奉行、遠山左衛門尉景元の落し胤ということ…。表題作ほか、葛飾北斎の娘応為、蛎崎波響に材をとった「酔いもせず」「夷酋列像」など、充実の傑作中篇集。

登録情報

  • 単行本: 380ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2004/6/29)
  • ISBN-10: 4163231005
  • ISBN-13: 978-4163231006
  • 発売日: 2004/6/29
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 875,511位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
作者のデビュー間もない頃から書き溜められた5作が収められた中編集。

時代劇でも知られる“遠山の金さん”の隠し子の生涯を描いた表題作のほか、
絵師・画家に関するものが3編、舞台が蝦夷に及ぶものが2編、そのうち「夷酋列像」はその両方に属する。
また「酔いもせず」の主人公である葛飾北斎・お栄の父子は、後の長編「涙堂」にも登場するなど、そうした作品の関連性を見て行くのも面白い。

女性心理・市井ものを描く現在の宇江佐流とは趣向が違っているが、実在の人物を宇江佐さん流にうまく料理しているのではないか。
今まで知らなかった歴史の一端をわかりやすく理解できる作品集だと思う。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミヲ
形式:単行本
宇江佐真理の江戸もの。今回は実在の人物がモデルの短編集。
私が好きなのはやはり表題の「桜花を見た」かな?
遠山の金さんが出てくるのですが、ほんわり爽やかな読後感になるのは
英助と、勤めているお店のお嬢さんとのエピソード。
切ないのは「別れ雲」。好きなら好きって言ってしまえばいいのに!
でもなかなかそうもいかないんですよ、っていう呟きが聞こえてくるような。
「夷酋列像」は新作の『憂き世店 松前藩士物語』とリンクしているので、
そちらもあわせて是非。
『憂き世店』を読んでからもう一度読み返すとまた違った楽しみがあります!
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By White Spirit トップ50レビュアー
形式:文庫
表題通り有名な実在の人物をモデルにして書かれています。
『桜花を見た』は巻頭作品で一番短いお話しです。
身分の違いから逢いに行かれぬ栄助(隠し子)の心情が細やかです。
栄助の奉公先の足が悪く出戻りであるお嬢様に助けられて実父と一期一会の
出逢いを果たします。このお嬢様も素敵でした。
二作品目の『別れ雲』は亭主に潰されてパッとしない筆屋の娘・おれんが
10歳近く年下の絵師と恋仲に発展するのですが…、
悲しいかな様々なしがらみに遭い恋の行く末は波乱で悲愁を感じました。
『酔いもせず』は葛飾北斎の娘・お栄のお話しです。
お栄はなかなかの勝気で男勝りの気性に頼もしさと親しみを持ちながら
読みました。ラストは少し寂しかったかな…。
『夷酋列像』と『シクシピリカ』は二作とも蝦夷地の話しであり、
私には主人公よりも当時のアイヌの人々が不当な扱いを受けている様子が
なんともかわいそうになり印象に残りました。

短編集としてはかなり読み応えのある作品で宇江佐さんらしい細やかな心情と
綿密な構成にページをめくる手が止まらず一気読みしました。
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