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桜花―極限の特攻機 (中公文庫)
 
 

桜花―極限の特攻機 (中公文庫) [文庫]

内藤 初穂
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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桜花―極限の特攻機 (中公文庫) + 桜花特攻隊―知られざる人間爆弾の悲劇 (光人社NF文庫)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

敗色濃厚な太平洋戦争末期、最新の技術を結集し、米軍をも驚愕させるロケット推進式小型高速機が送り出された。散華を前提に設計された人間爆弾・桜花―。開発を命じられた技術者達は、躊躇いながらも非情の兵器を完成させ、敗勢挽回を信じて志願した若者たちは、短い生を輝かせて出撃の時を待った―。特攻の実像を描く歴史ノンフィクション。

登録情報

  • 文庫: 330ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (1999/03)
  • ISBN-10: 4122033799
  • ISBN-13: 978-4122033795
  • 発売日: 1999/03
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
やや古い著作ですが、桜花が開発された経緯や、組織された桜花隊員の様子が余すところなく活写され、読み応えがありまた、桜花開発関係者のその後など、興味深い記述も見られます。特攻隊や桜花についてひととおり理解をするには最適の書ではないかと思います。意外なのは、巻末についている桜花の機体図面が、この種の本にしてはきわめて正確であることです。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書はいよいよ戦局が悪化していった昭和19年、米国の圧倒的軍事力を前にひとつの命と一隻の敵空母を文字通り引き換えにして局面の打開をはかろうとした作戦本部、そして前線将校が抱いた「どうせ死ぬなら敵と差し違えよう」という気持ちが、どのようにして桜花という決して生きて帰ることのできない人間爆弾を生み、それにかかわった人々の生きざまと現実を赤裸々に伝えてくれる名著です。客観的史実と神雷部隊戦友会への度重なる取材に基づいた著者内藤氏のアプローチは、特攻にすすんで身を託した若者の心中と人間としての勇気や優しさが、宇垣中将や源田実中佐を始めとする軍令部や桜花を開発した軍事技術者の視線とはまったく異なった次元にあることを読者に伝えてくれます。

全滅を繰り返す出撃命令を繰り返す首脳部と自分の死が明日の日本の礎になると信じてその作戦に向かっていった若者たちとの対比。さらに特攻部隊に立ち向かった米国側の冷静な記録と日本側軍令部の焦りが、その狭間で命を落としていった何百もの若い命に対して、何とも言えない無念と憤りの気持ちを読者の心に与えてくれます。

本書は当初、むしろ英訳された米国やイギリスで評価を得たことをあとがきで知りました。「国のために究極の犠牲を選択した彼らは、ファナティックでも機械人形でもなく、まして神でもなかったのだ。彼等は人間であり、若くしてほとんど想像もできないほど勇敢な人でした。」とイギリス国営放送BBCのプロデューサーは記しています。

今、靖国神社の遊就館に桜花は展示されています。是非、本書に目を通し、あの小さな白いボディーをご覧になっていただきたいと思います。わずか6mほどのその機体が一式陸攻にぶらさがり、数千メートルの高度から一人の若者と1.2トンの爆弾を抱えて切り離され、飛び込んでいく。彼らが守ろうとした日本がどのようなものであったとしても、文字通り死をもってその目的を実践した彼ら一人一人の精神の高さに思いをはせると涙を禁じえません。合掌。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
半ば必要があって、運良く見つけられた本です。聞き取り内容がはっきりしていて、人のつながりもきちんと重なっていて、「桜花」の型が変化していくことなど、読んでいてとても整理がつきました。最後の型「43乙型」の設計図がつかめればうれしいと思いましたが、残念ながら望めませんでした。当地で、この発射台跡が残存しており、この本で背景を十分知ることができ、使われることのなかった発射台で想像の部分が多い中、少しでも関係することが分かり、深く感謝します。
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