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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
全編に張り詰める緊迫感,
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レビュー対象商品: 桜田門外ノ変〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
桜田門外の変を徹頭徹尾水戸藩の視点から描いた雄編の上巻。彦根藩ないしは井伊直弼側の動向や視点が一切描かれていない点にあるいは物足りなさを感じる読者もいるやに思われるが、実は視点を水戸藩のみに固定したことが、読者の立ち位置を襲撃側の心情や動きと完全に同期させ、それが読み手をしてあたかも各場面を現前で目撃しているかの如き錯覚を抱かせることにより、われわれ読者を歴史のいわば「立会人」たらしめ、一層の緊迫感を覚えさせるとともに、深い感情移入を強いる仕掛けとなっている。それにしても、本書を読んで、この変が幕府(井伊直弼)と水戸藩(徳川斉昭)の対立と暗闘に端を発し、後者の御取潰しをめぐる一連の政治ドラマのフィナーレであることがよく理解できた。現在放映中の大河ドラマの参考書的文献としてもお勧めです。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
関鉄之介から見た激動の幕末,
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レビュー対象商品: 桜田門外ノ変〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
関鉄之介という主人公を軸に、激動の幕末を体感できる吉村昭の代表作。国内外の諸問題に対して井伊直弼の独断専行がまかり通り、水戸藩との対立が激化する。水戸藩士たちは井伊直弼を討つことを決意し、奔走する。 丹念な資料研究に基づき、あくまで関鉄之介の立場から展開される物語はスリリングで、当事者たちの鼓動や息遣いが伝わってくるような緊張感に満ちた展開である。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
幕末の混乱を描いた大作!,
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レビュー対象商品: 桜田門外ノ変〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
「開国」か「尊王攘夷」か。井伊大老を中心とした開国派と水戸藩徳川斉昭を中心とした尊王攘夷派の激しい対立が水戸藩士・関鉄之介を主人公として生き生きと描かれている。この上巻では、黒船来航→井伊直弼大老就任→安政の大獄まで。幕末の混乱ぶり(コレラの流行などもあった)と井伊大老の独断専行ぶりがひしひしと伝わってくる。司馬遼太郎作品などで幕末にふれた人には、この本も手にとってもらいたい。
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