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桜田家のヒミツ―お父さんは下っぱ戦闘員 (電撃文庫)
 
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桜田家のヒミツ―お父さんは下っぱ戦闘員 (電撃文庫) [文庫]

柏葉 空十郎 , りょーちも
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 620 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

桜田源之助、42歳の男厄年。一家の大黒柱である。職業は秘密結社の下っぱ戦闘員。日夜黒タイツに身を包んで、一生懸命働いている。サラリーマンは辛いのだ。家族構成は妻に小学5年生の息子。今時珍しい、頑固オヤジだったりする。そんな源之助の一家に新しい一員が加わる。世界有数の資産家真木家の一人娘麗華。その理由とは―秘密結社が誘拐した彼女を預からされるという身も蓋もないものであって…。ところがこの少女、顔はかわいいがとんでもない子で桜田家に嵐を呼び込むことになり!?最終選考会では賛否両論!?第14回電撃小説大賞最終選考作。

登録情報

  • 文庫: 319ページ
  • 出版社: アスキーメディアワークス (2008/6/10)
  • ISBN-10: 4048670921
  • ISBN-13: 978-4048670920
  • 発売日: 2008/6/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 463,722位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By caspar VINE™ メンバー
形式:文庫
ちょいと古風な元大工の下っ端戦闘員源さんの家庭に、誘拐されたタカビー天才少女が転がり込んで…

簡単にデレちゃうんじゃなくて、一冊通じて描かれる桜田家との触れ合いが齎す化学変化の過程が楽しい。今時家族愛や人情噺を書いて鼻に付かない例って余り無い気がしますが、下っ端戦闘員の家族という厳しく孤独な環境故か、却って清貧な人情が生き延びていてタカビー少女の心を揺らす、という大筋が何だか不思議と自然です。時々気付くとほろりとさせられていてびっくりしたり。いやこれ実はなかなか完成度の高いお話なんじゃないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pakke
形式:文庫
第14回電撃大賞最終選考作にして賛否両論の問題作、というキャッチだが、さもありなん。
読めばすぐにわかるが、これ、ティーンには面白さは理解できないと断言しよう。
完全に働いている大人向けの作品である。私には最高に興味深かった(とかいておもしろかったと読む)。
この作品を楽しめるには、いくつものハードルをこえなくてはならない。
モチーフとなっている戦隊モノというハードルがひとつ。ゴレンジャーという初代(初代という扱いについての細かいツッコミはこの際おいておく)や初期作品ならではの特徴をおさえつつ、レッドが女性だったりするアレンジの“妙”を理解できるかどうか…。
また、主役のひとりたる父・源之助の“古きよき父”というタイプが感覚的に理解できるかどうか、というハードルがひとつ。
現代性は無いが、ざっくりとした温かみのあるイラストが受け入れられるかどうかというハードルがひとつ。
そして、その先にある人情噺に感動できるかどうか…。

物語は丁寧な生活と心情の描写と共に、頑ななヒロイン・麗華を解きほぐしていき、それこそがクライマックスの爽快感や整合性に集約されていく。
父と息子の関係、夫と妻の関係、母と娘の関係。人と人との繋がり・営みが大きな軸となっており、展開そのものは危うさもなく安心して読める。
その様はなんとも現代の、リアルな意味での生活には無くなったとされる感覚が中心であるが、しかし我々が社会情勢として受けている現代性にはないものだから、ファンタジーな設定と融合し、エンターテイメントになってしまっている。
正直、ティーンだと中盤の芙美枝の告白とクライマックスの源太郎の告白でグッとくる感覚は、多分状況として理解できても感覚では理解出来無いだろう、と思うのである。
ああ、これほんと、たまんないよ…オタクおじさんには!ないちゃう。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
某所にて珍作ありとの噂を聞きつけ入手
いやはやライトノベルでこんな市井に生きる人々の悲哀を感じさせるとは…
昔のネオ・レアリスモ系の作品やダニー・ボイル作品を感じさせる
社会の底辺近くに暮らす一家の風景が実に良い
「二年前のサッカー雑誌」「ぼろぼろのサッカーボール」「川の字に並んだ布団」みたいな舞台装置といい
「経営者の世代交代で家族的な組織から露骨な営利企業へ変化した勤め先で居場所を失った中卒叩き上げの元大工」で
三交代制の下っ端戦闘員として家族を支える源之助の人生といい
多少あざとさを感じさせてしまうぐらいの設定がまことに素晴らしい

そんな小さな幸せの中で生きてる一家に世界的頭脳の持ち主で世間知らずのお嬢様が飛び込んでくる事から始まる
国家権力や巨大非合法組織も巻き込んだ騒動が襲いかかる訳ですが、その中で展開される人間模様がまた見事
小さなヒーロー・ヒロインも悪くないのですが、源之助の芙美枝の夫婦愛が最高
正直「ライトノベルでここまで日本の小市民夫婦の姿を書いてしまうのか」と驚かされました

ライトノベルとしては微妙な出来かもしれませんが、市井に生きる人々の悲哀と幸福を描いた作品として素晴らしい出来です
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