右大臣派中納言の姫・詞子は、父の愛人の呪いのため
鬼と呼ばれ、すておかれるように田舎でほそぼそ暮らしていた。
だが風流を解さないとバカにされていた左大臣の息子・雅遠は
まっすぐ自分を見てくれた詞子を好きになった。
想いを深める二人だが、家同士の軋轢のため関係は秘密のままで……。
平安ロマンス、第4作。
後宮に出没する、謎めいた予言をする美僧。
詞子と立場を入れ替え、中納言の姫として暮らす妹の不安。
雅遠にもちかけられる縁談。
詞子にも、雅遠にも、いろいろな出来事があるのですが
なんだか二人の関係は安定モードです。
前回くらいから、雅遠が急速にしっかりしてきて
詞子は自分の気持ちを素直に出すようになってきて
すこしずつ、迷いや不安が薄れてきたみたい。
そのぶんお互いを思う気持ちが深まっていて……。
なんか、素直にいいなーて感じです。
さりげに味方も増えているし、
雅遠の「計画」もうまく行きそうだし。
波乱万丈な設定のわりに、ほっこり楽しいお話でした。