卒業の季節の定番ソングもいろいろありますが
そのほとんどは送る側 送られる側に分かれて、片方が他方に向けて贈る歌でした。
「仰げば尊し」や「贈る言葉」しかり、いまや全盛を誇る「旅立ちの日に」もそうです。
また、流行歌にいたっては、彼氏彼女や告白できなかった先輩など
個人対個人の歌か、あるいは尾崎のように自己完結してしまっているか・・・。
しかしこの曲は、卒業生、在校生や教師の立場で送り送られる歌ではなく、
クラスメイト同士、友達同士の卒業式間際の心情を歌った歌です。
卒業を間近に迎えた人たちの最大の関心事は、残る者、残していく物のことよりも
ともに学び遊び成長し、ふざけあった仲間たちとの今後のことではないでしょうか?
そしてこの歌はその年頃の世代の視点で、仲間たちへの想いを、彼らの言葉で
ありありと描き出しています。
ずいぶん前に卒業式を経験した世代である私でも、リアルな懐かしさを
感じてしまいます。
「♪それぞれの場所に旅立っても友達だ、聞くまでもないじゃん」
歌いだしのこの一行だけでも鳥肌が立つほど感動が押し寄せてきます。
発売時期をみると来年の卒業式シーズンにはなんとか間に合いそうですが、
この曲で卒業していく人たちが、たくさんできればいいなぁと思います。