人当たりが良くて、一般ウケする姉と、ちょっと変わり者の妹の縁談を巡る物語である。
変わり者と言われた妹は、それを逆手にとって、人目を気にすることなく、親に反対されてもどんどん結婚へ向けて準備を進めていく。しかし、その隣で医者の恋人を持つ姉は、なかなかプロポーズを受ける気になれないのだ・・・
この作品で、世間から「結婚に向いている」と言われるような女性が、いつまでも結婚できない理由の一つがわかったような気がしました。
また、これは姉妹小説とも言えるでしょう。おそらく、他人同士だったら友人にもならないほど、性格の違う二人が、年月と環境を共有することで築いてきた関係(時に厳しく、時に優しく)が、あっさりと表現されています。迷える普通の女性を描くことが上手い著者の作品として、期待通りに仕上がっていると思います