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どうですか、皆さん?ご感想は?
こんな文体に訳されたのでは、世界に誇れる日本の古典文学も、身も蓋もなくなってしまう!と憤慨されませんでしたか?若作りのおばちゃんの世間話風の文体・・・。斯く言う私も、最初は「何じゃこりゃ!」と思ったのですが、正味50ページくらいでしょうか、読み進んでいるうちに意外にも慣れました。(これに慣れちゃったりするとさ、意外にいけてちゃったりするわけでさ・・・)本当に慣れとは恐ろしい・・・。
確かに、橋本氏の指摘される通り、原文を取り出して読んでみると、「いと」「おかし」が頻繁に出て来て、(今に直せば、「チョウー」「可愛いー」とかの連発だったわけですね。)それを大概は訳者の先生方が、うまいこと使い分けて、格調高く口語訳されているのです。
まして、雁などが鍵になり竿になりして飛んでゆく、それがたいそう小さく見えるのはまことにおもしろい。(『枕草子評釈』増淵恒吉氏訳より)
ということは、格調高い文章を書いてたのは、清少納言じゃなくて、先生方だったのでしょうか???
大いなる疑問の湧いて来てしまう力作です。当時の諸事情など、解説は結構詳しいので、割りと楽に読み進めます。
なお、本書には原文はついていません。
学校では、「春はあけぼの。やうやううしろくなりゆく…」って当たり前に習いましたよね?おもむきはあるけど、やっぱり堅い。この本では若い女の子が現代語で分かりやすく
話しているようで、とても楽しく「枕草子」を読むことができます。それに、学校の教科書では、「枕草子」の一番面白いところがたくさん省いてあるんですよね。でもこの本なら、大丈夫。全部分かっちゃいます。「まついまつき」さんの挿絵も楽しくて面白さ倍増です。古典嫌いの受験生、読んでみてください。少しは古典が好きになるかも!?
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