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桃太郎の運命
 
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桃太郎の運命 [単行本]

鳥越 信
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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桃太郎の運命 + 桃太郎はニートだった! 日本昔話は人生の大ヒント (講談社プラスアルファ新書)
合計価格: ¥ 3,150

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

知名度ナンバー・ワンである桃太郎が、100年以上におよぶ歴史の中で、実に複雑な様変わりを見せてきた。本書では、この愛すべき民話の主人公が、その時々の政治的・社会的・文化的な変化と共に振子のように揺れ続けてきた、その変遷の諸相を探る。

内容(「MARC」データベースより)

「桃太郎」は、100年以上におよぶ歴史の中で複雑な様変わりを見せてきた。愛すべき民話の主人公が、その時代の政治的・社会的・文化的な変化とともに揺れ続けてきた変遷の諸相を探る。1983年日本放送出版協会刊の改訂。

登録情報

  • 単行本: 243ページ
  • 出版社: ミネルヴァ書房 (2004/05)
  • ISBN-10: 4623040429
  • ISBN-13: 978-4623040421
  • 発売日: 2004/05
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 667,393位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くま
形式:単行本
民話の中で育ってきた桃太郎が、明治になり、出版物として新たな生命をえる。時には神話世界へ。時には大正ロマンへ。時にはプロレタリア児童文学の中へ。そして戦争に利用され、侵略の子として。様々に描かれる。

やはり考えさせられたのは、侵略の子として外征し、世界制覇をする彼である。1940年代、良心的と言われた作家が、侵略性むき出しの桃太郎を描いている。あるいは、手塚治虫も何回も観たはずの日本初の長編アニメ「桃太郎の荒鷲」(真珠湾攻撃のパロディ映画)の中に、少しだけヒューマンな部分を挿入していたのは、映画製作人たちの微かな抵抗であったのか。

巻末に桃太郎関係の絵本、童謡、詩編、戯曲、脚本、漫画の膨大な一覧表がある。気が付くのは、戦後に入ってからの桃太郎関係の本の種類の多さだ。私たちは現在やっと本来の民衆の夢から発した桃太郎の話に自由に出会えるようになった。これはやはり幸せな事なのだろう。

この表を見て一つ欠落しているのは、裏「桃太郎」というべき「温羅伝説」が入っていないということだ。岡山県では有名な話なのになあ。桃太郎に退治させられた鬼はじつは郷土の英雄だったのである。なにしろ岡山には「鬼の城(きのじょう)」が考古学発掘をもとに再現してある。確か戯曲にもなっているはず。ぜひ一覧表の中に入れて欲しい。

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
結論のある話 2005/11/1
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 1983年にNHK出版から出たものの改訂版。
 明治維新から1960年代まで、日本近代が「桃太郎」をどのように扱ってきたか、通観した内容。皇国史観、軍国主義、プロレタリア文学、童心主義。どれもが桃太郎を利用してきた。たとえば、桃太郎の鬼ヶ島討伐は日本のアジア侵略になぞられられる。あるいは、鬼とブルジョアが重ね合わされる。目の付け所は面白いし、実際、著者の主張は正しいのだと思う。さまざまな桃太郎を読む解くことで、近代の日本のありさまが見えてくる。
 しかし、面白い本ではない。はじめに結論ありきで、読む前から内容が分かってしまう。また、結論に合わせて読み解いていくため、見落としたものがずいぶんあるように思われる。
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