半リッターのコーラすら200円以上するのだから、ユーロ圏での生活は大変だろう。「節約した」という著者の試算を見てもやっぱり、2人モデルの生活で月30万以上していた。30万円 で「格安」なんて言ってたら、そんな可処分所得すら得られていない日本の半分以上の給与所得者に「ふざけんな」といわれそうだ。ちなみにこの試算表、原本では節約した場合月8000ユーロかかるとあった。で、限度額なしだと2000ユーロ。たぶん見出しを入れ違えたのでは?
で、本の中身だが、正直ビザと引越しの話が多くて、実際イタリア在住を希望する人にとってはとっても役に立つ内容なのだろうが、須賀敦子みたいなイタリア人の素敵な出会いとか、イタリア生活から見えたイタリア人気質とか、あるいは物価高に対応して安物を求めまくったとか、そんな感じでもない。何かひとつでも掘り下げたものがあれば世界が広がったりしたかもしれないが、身辺雑記で終わってしまった。これなら、ブログとかでもよかったかなと思う。イタリア生活から何かを抉り、イタリア世界を広げてほしかった。