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核武装論――当たり前の話をしようではないか (講談社現代新書)
 
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核武装論――当たり前の話をしようではないか (講談社現代新書) [新書]

西部 邁
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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核武装論
北朝鮮の核問題が騒がれる中、日本では核論議自体が封印されている。著者は、世界中に核をため込んでいる現代社会で「思考停止」は許されないとして、日本の核武装を考察する。

日本では「唯一の被爆国」というフレーズで、非核化を提唱することが多い。一方で「核の傘」と称して「依存的核武装」の状態にあることを是認しており、偽善的な平和主義が蔓延していると指摘する。その「核の傘」は、有事には閉じたままである可能性が高い。自主防衛の体制を整えるためには、核を「持たず、作らず」という原則を変え、技術的な中核として核武装を射程に入れる必要があると主張する。

核拡散防止条約(NPT)の問題点、国際社会のパワーバランスなどを解説しながら、核武装の是非を論じる。


(日経ビジネス 2007/06/04 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容説明

「唯一の被爆国」という自己欺瞞をただす!「非核三原則」には嗤いを、「核の傘」には疑いを。日本の核武装に現実味を感じていないのは日本人だけだ。偽善的な平和主義に老師ニシベは「核」新論を展開する

登録情報

  • 新書: 272ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/3/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061498843
  • ISBN-13: 978-4061498846
  • 発売日: 2007/3/16
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 93,051位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書|Amazonが確認した購入
 読了後の感想は「核武装を“主張”するための本」というより「核武装を“思想”するための本」と言った方が適切であると考えた。

 よって、同じ核武装論でも「北朝鮮や中国になめられるな」と言った傾向の強い「イケイケドンドン」な核武装論者は読まない方が良いかもしれない。

 第一に、著者の西部本人が明らかに国家戦略としての核武装は当然と思いつつも、個人としてはあまり核という兵器を好んでいない向きがある。

 この辺り、何となく西部本人の迷いと思しきものが垣間見えて、それが難解な横文字(余談ながら西部本人も、この手の横文字はあまり使いたくないようである。)と相まって本書を判りにくいものにしているように感ぜられる。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By according to the conservative トップ1000レビュアー
形式:新書
著者は、核についての沈黙は我が国における自主防衛の放棄を宣言していることと
等しいと断ずる。即ち、平和は祈念によって達成され、核兵器に手を染めさえいれば、
核はおろか紛争と無縁でいられるという暗黙の願望に発していると説明する。さらに、
自ら核アレルギーであることを振れ回っていることが朋友のアメリカに過剰な保護心
と支配欲を抱かせ、敵国の中国・ロシア・北朝鮮に過剰な核攻撃欲と侮蔑欲を誘発
させてきたという。これら敵国の核に対峙し、日本の国民と生命と財産を守る最も友
好な策は日本も核をもつ選択を真剣に考えるべきであると。まさに正論である。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 本格派 トップ100レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
サブタイトルにある通り、核武装の是非を問う「当たり前」の話が書かれているだけの本である。本来なら出版されるはずもない、極ありふれた内容の本である。しかし、日本においてはその議論が今まで全くなされてこなかったため、読んで新鮮に感じられてしまうというところが、日本の置かれた異常な状態を図らずもあぶり出してしまっている。

「日本は唯一の被爆国である」→「だから決して核を持つべきではない」という言い方が日本の空気を支配してきたが、この「だから」には決して必然性がないこと、「日本は決して核を持つべきではない」と言いつつ、アメリカの核の傘で守ってもらっていることの矛盾。この二つだけで、核武装の議論をしない理由は容易に論破される。

この著者の文章は小難しい書き方をするので1/4くらいはよく理解できないところがあるのが難点だが、読めば「当たり前のこと」と感じられる内容なので、ぜひ一度目を通してもらって、それから核武装の議論をすべきかどうかを考えてほしい。
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