著者が強く主張していることはトレーディングのルールを確立すべきということである。気分ではなく、ルールに則って取引すべきと主張する。株式取引は儲かることもあれば損をすることもある。損失の発生は不可避である。
だから重要なことは損失を小さくすることである。たった1回の損失でも、その損失が既存の利益を上回ってしまったならばトータルは赤字になってしまう。行き当たりばったりの取引では損失をズルズルと拡大させてしまう危険がある。故にルールを確立し、それに従って取引することが重要になる。
本書では取引ルールにできるような売買のタイミングを数多く紹介する。見開き2ページの左側に説明文、右側にチャートなどの図解を配し、分かりやすく説明されている。但し、紹介量が多いために1回通読した程度では消化不良になる。本書の趣旨は自分のルールを押し付けることではなく、各自に適したルールを確立させることである。全てを理解しようとするのではなく、適したものを取捨選択することが本書の読み方として妥当である。