「高値を更新したか」「移動平均線からどれくらい離れているか」「ボリンジャーバンドはどうか」といった指標を参考に売買を行うテクニカル分析。「ROEは…」「在庫は…」「利益剰余金は…」といった、企業の財務の面に焦点を当てて優良企業に投資しようというファンダメンタル分析。ざっくり大きく分けると、この2つが投資の王道になるかと思います。事実、テクニカル的なことやファンダメンタルズ的なことについては、誰でも一度はふれたことがあるのではないかと思います。
しかし、本書で紹介する方法は少し違います。テクニカル的なことやファンダメンタルズ的なことをまったく気にしないわけではないですが、そこには重きを置きません。IPO、PO、TOB、端株といった、“王道”からは少しずれた道を独走しながら利益を上げていく手法になるからです。
著者のJACK氏は、株式投資を始めて23年になります。ここに至るまでには、酸いも甘いも経験され、事実、じっくり増やし続けていた資産が一気に吹き飛びそうになった苦い経験もあれば、そこから復活して資産を2億円まで築き上げた輝かしい経験もあります。
本書では、「投資では何が起こるか予測がつかない」という前提の下、JACK氏の経験を参考に、リスクを極限まで抑えながらきっちり利益を上げていく方法を紹介しています。
序章(プロローグ)では、失敗談を交えたJACK氏のバックボーンについて紹介しています。
第1章は「IPO(新規公開株)について」。当選確率を上げるにはどうすればよいのかを4つのステップ(主幹事証券に申し込む→すべての幹事団に申し込む→委託証券にも申し込む→最後はバーター)に分けて紹介しています。
第2章は「PO(公募売出し株)について」。ここでは、リスクを抑えながら利益を上げていく3つの方法(PO株を獲得した後、空売りしてディスカウント分を確実に取る方法など)を紹介しています。
第3章は「TOB(株式公開買い付け)について」。PO株同様、リスクを抑えながら利益を上げていく3つの方法(事前予想と比例配分狙い、確実な鞘取り狙いなど)を紹介しています。
第4章は「端株について」。優待やゴールドラッシュプログラムの利用など、盲点を突いた手法を3つ紹介しています。
第5章は、JACK氏の手法をすでに実践している人の感想を紹介。
そして、第6章では「今後の見通しとよくある質問集」を掲載。また、アフターフォロー用のアドレスも明記。
本書で紹介している手法は、一気に大きく資産を伸ばせるものではないかもしれません。しかし、「何が起こるのかわからない」という投資の前提においては、リスクを抑えながらほぼ確実に利益を残していく手法があっても邪魔にはならないと思います。
王道の手法+αの「α」部分に、本書で挙げた手法を検討していただければ幸いです。
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