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たとえば、上場するまでに概算合計で5000万~7000万円まで費用がかかるといった基本的なことから、会計業務は市販の簡易パッケージソフトをつかってもいいのかという細かい点まで触れている。本文のポイントになることは図解されており、硬い内容のこともビジュアル的に頭に入りやすい。欄外には用語解説が掲載されており、それほど知識のない人でも抵抗なく読める。非常に便利なのは、診断ポイントを「上場診断チェックリスト」として添付されており、実務的に使いやすく配慮してある点だ。このポイントをチェックするだけでも自社の診断にたいへん役立つ。
この本を1冊読めば、上場までに必要な一連の手続きや自社の課題などが把握できるはず。もちろん詳細については、直接監査法人などのプロに見てもらう必要はあるだろうが、公開への指針として手元に置いておくと役立つに違いない。これから株式公開を真剣に考える経営者や管理部門の人たちにとっては、大いに参考になる本だろう。(川上健太)
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