言わずと知れた世界ナンバー1投資家、バフェット氏の投資手法の原則をまとめた一冊。
彼の投資経験から、彼が購入した各銘柄についての分析、そして彼の投資手法の核心ともいえる配当割引モデルについての算出方法についてまで、例をあげて具体的に示されている。現代のビジネススクールでも、氏が批判するCAPMの問題点についても講義の対象になっており、同氏が実践する配当割引モデルについて学ぶことはもはや常識になっている。要するに、現在と将来の企業価値を的確に把握するために、アニュアルレポート等から徹底的にリサーチを行い、現在価値に適切に割り戻すための手法を得て、本来の企業価値より大幅に割安になっている企業を買う、というものである。長期的に市場をアウトパフォームし続けることができたのは、徹底的なリサーチと、それを企業価値に的確に反映させる手法、そして買い時が来るまでいつまでも気長に待ち続け、相場に惑わされることのない強靭な精神力のなせる技なのであろう。
著者があとがきで、どのようにバフェット氏の投資手法を実践したかが書かれており、これも興味深い。