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栄光の岩壁〈上〉 (新潮文庫)
 
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栄光の岩壁〈上〉 (新潮文庫) [文庫]

新田 次郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足”を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

新田 次郎
1912‐1980。1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。’56(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、’74年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。’80年、心筋梗塞で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 494ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1976/10)
  • ISBN-10: 4101122091
  • ISBN-13: 978-4101122090
  • 発売日: 1976/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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戦前に幼少期を過ごした竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。足を奪われながらも強烈に山に引きつけられる岳彦。鴨居からロープをつるしての簡単な歩行訓練から始め、徐々にリハビリを重ねる。やがて”ない足”を蘇らせて、未登攀の岩壁を次々に征服し、日本人として始めてマッターホルン北壁を制覇する。彼にとっての登山の理由とは「そこに山があるから」という自然への征服欲だけでなく、半人前の足しか持たない自分が一人前以上の力を出せることを証明するための自己征服欲求があった。戦後の荒廃した空気の中でも熱くたぎる青年の血を感じることができるだろう。山岳小説の傑作。
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戦後派登場 2008/1/18
By lookfar
芳野満彦さんがモデルだといわれています
彼は高校生のころ八ヶ岳に登り凍傷になりました
それで足の指をすべて切断しました
彼の足のサイズは普通の人の半分くらいです
足が小さいのでバランスが悪い
足の指先の感覚が無いので微妙なスタンスがとれない
クライマーとしては致命的なハンディを負っています
それでも命をかけて山に登るのはなぜか
通常に人には狂気としかうつりません
加藤文太郎が戦前派なら芳野満彦さんは戦後派です
時代は変わっても山に登る人の熱い心は普遍です
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「孤高の人」「銀嶺の人」そしてこの「栄光の岩壁」。どの作品の主人公たちもそれぞれほんとうにすごい輝きを放っており、それぞれすばらしい、としか言いようがない。中でもこの作品は、主人公の人柄が明るく、どこかお茶目なところがあり、読後は爽快で、あたたかい気持ちにさせてくれる。登山以外でのエピソード、登場人物の人生にも胸打たれる場面が多い。元気をくれる1作。
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