戦争を忘れ去った平和な古い種族による銀河連邦に、好戦的な種族が侵攻してきて困ったことに。お約束路線で人類が加盟ってやつです。人類だけでなく、エルフそっくりフェロモン種族と、種族描写が薄いけど大食漢で何でも食べられるのがウリの種族の3種族混合で軍隊が運営されています。フェロモン種族はロマンス担当のようです。
主人公トリンは海兵隊の下士官。中隊の先任軍曹です。要するに、新任少尉を指導する部隊のおっかさんです。今回の任務はトカゲ型種族(大しっぽつきの二足歩行らしい)の加盟交渉外交団の儀仗兵。武勇を重んじるトカゲ型種族の兵士との交友もあったりしますが、いろいろあって、30人ほどの兵士を率いて軽装備な小火器で篭城戦を行うことに。帯の100万は大嘘ですが、白兵装備の脳筋1000体と対峙します。
舞台はSFなので味付けとして異種族が出てはくるものの、信頼できる兵器は鉛玉な世界なので、迫撃砲すらもたない状態で海兵隊が防衛戦をするストーリーとなっています。悪くはないのですが、エルフのフェロモン過多がうざったいし新味やウリが薄いです。なんというか、ライトでない路線の現代物ミリタリーの換骨奪胎です。
本体が18行540ページの分量なので読み応えありました。16行2分冊ではないので、通して読めたことは非常に良かったです。