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柿の種 (岩波文庫)
 
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柿の種 (岩波文庫) [文庫]

寺田 寅彦
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日常のなかの不思議を研究した物理学者で,随筆の名手としても知られる寺田寅彦の短文集.大正9年に始まる句誌「渋柿」への連載から病床での口授筆記までを含む176篇.「なるべく心の忙(せわ)しくない,ゆっくりした余裕のある時に,一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」という著者の願いがこめられている.(解説=池内 了)

内容(「BOOK」データベースより)

日常の中の不思議を研究した物理学者で随筆の名手としても知られる寺田寅彦の短文集。「なるべく心の忙しくない、ゆっくりした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」という願いのこめられた、味わいの深い一七六篇。

登録情報

  • 文庫: 310ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1996/4/16)
  • ISBN-10: 4003103777
  • ISBN-13: 978-4003103777
  • 発売日: 1996/4/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 天の焔で境界を溶かしてしまう, 2006/1/23
レビュー対象商品: 柿の種 (岩波文庫) (文庫)
 物理学者で俳人でもある著者が、友人の俳句雑誌「柿渋」の巻頭に連載したという短文をまとめたもの。挿絵も自身で書いたというものがついていて、温かな雰囲気です。

 一番はじめに書かれている、「日常生活の世界と詩歌の世界の境界は、唯一枚の硝子板で仕切られている。・・・」ではじまる文章だけでも、読む価値がありました。

・・・・・・・

日常生活の世界と詩歌の世界の境界は、唯一枚の硝子板で仕切られている。

この硝子は、初めから曇って居ることもある。

生活の世界の塵に汚れて曇って居ることもある。

(中略)

稀に、極めて稀に、天の焔を取って来て此の境界の硝子板をすっかり熔かしてしまう人がある。

・・・・・・・

 子猫の話、油絵をかいてみる話、大学構内で出合った親子の話。それぞれ、ただ味わい深いだけでなく、学者的な論理の明確さも、ユーモアも見え隠れしています。「日常と詩歌の境界」の曇りが拭われて、世界が鮮明に見えてくるような気持ちになります。

 著者こそ、「境界の硝子板を溶かしてしまう人」の一人であったのだろう、と思われてなりません。科学に関する他の随想などを読むと、もしかしたら著者はさらに、科学と詩歌(芸術)との境界も溶かしていたのでは、という気にすらなってしまいます。どんな科学者の心にも同じ焔の種はある、と私は思うのですけれど。。。

 もっと著者の随想を読みたい方には同じく岩波文庫で随想集(全五巻)が手頃だと思います。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ゆっくりと。, 2003/7/19
レビュー対象商品: 柿の種 (岩波文庫) (文庫)
柿の種、なんとも興味を惹くタイトルではないでしょうか?
ゆっくりゆっくり一ヶ月くらいかけて読みました、まるでその時代に
タイムスリップしたような気になります。ハチ公が生きてたんだ~
秦野に関東大震災でできた湖なんてあるんだ!!
なんて

この本を、読むと身近なことをまた子供のときのように
見てみたいなと、思わされます。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 心がなごむ一品, 2003/11/3
レビュー対象商品: 柿の種 (岩波文庫) (文庫)
 物理学者の随筆、こう聞いただけで尻込みするかもしれませんが、そんな心配をする必要がない本です。日常の世界でふと立ち止まって「なぜ」ということを問いかけています。例えば、「眼は閉じることができるのに、なんで耳は閉じることができないのだろう」という何気ない問いかけには深い意味合いを感じます。

 中でも「なるほど」と思ったのは、「科学者をいじめるといろいろな発明や発見が生まれる」ということです。

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