元ANAパイロットとして数多くのフィクション、ノンフィクションを世に送り出した著者の著作の中で、最も好きな作品です。
代表作「パイロット・イン・コマンド」のような緊急事態に陥るわけでもなく、成田発ニューヨーク行きのチェック・フライトが淡々と進行します。
若くして-400の機長となった村井、伝説のチェッカーとして恐れられる氏原、大ベテランパイロットの大隈。このコクピットの3人を軸に、静かに話は進みます。
JFK空港の天気は微妙。果たして2年目の新米機長はどう決断するのか。
気がつくとぐいぐいと物語に引き込まれ、まるで自分がジャンプシートに座ってフライトを体験しているようでした。
早すぎる内田氏の死を悼みます。もう少し著作を残してほしかったですね。