素晴らしいです。
英語を勉強している読者を意識した作りになっているので、そういう人たちにももちろん素晴らしい本なのでしょうけれど、今更勉強、というわけではなくても、やはり、原文、柴田さんの翻訳、そして、著者の肉声、と3つの楽しみがあるのがステキだと思います。
無駄のないショート・ストーリーだからなのか、朗読を聴いて飽きることがありません。どんどん物語に引き込まれます。しかも、何度聴いても、楽しめます。朗読者がプロの朗読家(という職業が成り立つかどうか知らないけれど…声優さんや俳優さんなど…)ではなくて、作者、というのは、英語の勉強的にはベストではないかもしれません。でも、文学のファンとしては、大変貴重で、ありがたいと思います。
ポール・オースターは、テレビのインタビュー等で聴いているはずなのですが、こうやって朗読の声を聞いていると、「スモーカーらしくカッコよくしゃがれ」た声ではあるものの、舌っ足らずな感じがして、意外でした。
きれいな装丁だし、持っていて嬉しい気持ちになる本です。これは、図書館じゃなくて、買うべき本!!