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柳田国男と今和次郎 (平凡社新書)
 
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柳田国男と今和次郎 (平凡社新書) [新書]

畑中章宏
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

古来、日本列島を襲う地震災害に心を痛め、「経世済民の思想」として民俗学を創始した柳田国男とその志を受け継ぐ今和次郎。2人の軌跡を通して、民俗の深みから震災を捉える試み。

内容(「BOOK」データベースより)

古来、日本列島をたびたび襲う地震災害に心を痛め、困窮する民を救うべく「経世済民」の思想をもって民俗学を立ち上げた柳田国男。一方、柳田から「破門された」と語る今和次郎も、関東大震災を機に考現学を創始していた―。二人の足跡から、知られざる民俗学の淵源をたどる。地震から津波、大火、飢饉まで…。災害から生まれた思想は、どう受け継がれてきたか。

登録情報

  • 新書: 254ページ
  • 出版社: 平凡社 (2011/11/16)
  • ISBN-10: 4582856152
  • ISBN-13: 978-4582856156
  • 発売日: 2011/11/16
  • 商品の寸法: 17.5 x 9.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 入門編として最適, 2012/1/2
レビュー対象商品: 柳田国男と今和次郎 (平凡社新書) (新書)
考現学、民俗学と、とかく「学」がつくジャンルは踏み込むのに勇気がいるもの。興味はあってもなにから読んでいいのか分からない事が多いですよね。私も以前から興味はあり、別の作家の本で今和次郎、柳田国男の名前を読んではいてもなかなか著作に手を出せなかった一人です。今回この「柳田国男と今和次郎」を読んでみて、その豊富な資料を読者に理解しやすく書いてくれた著者に感謝しました。同時代の別の作家や研究者たちを多く登場させいきいきとして楽しい反面、今と柳田の関係についての描き方にやや深みをなくしたことも否めませんが、、、、。全体としては「考現学とはなんぞや?」というテーマもとても分かりやすく読めました。震災というキーワードからこうした豊かな広がりをもった著作が生まれた経緯は興味深く、考現学や民俗学という学問がいつの時代にも重要な示唆を与えてくれる事に改めて思い至りました。
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5つ星のうち 5.0 柳田國男と今和次郎と被災者に寄り添って考える大災害, 2012/2/16
By 
Gori "the 11" (東京都) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 柳田国男と今和次郎 (平凡社新書) (新書)
本書によれば、柳田は関東大震災の時、ロンドンにいた。
同行していたひとりの高齢の議員が次のような発言をした。
「これはまったくの神の罰だ。あんまり近頃の人間が軽佻浮薄にながれていたからだ」
柳田はこの発言に猛然と反論する。
「本所深川あたりの狭苦しい町裏に住んで、被服廠に遁げこんで一命を助かろうとした者の大部分は
 むしろ平生から放縦な生活を成し得なかった人々ではないか。
 彼らが他の碌でも無い市民に代って、この残光なる制裁を受け入れなければならぬ理由はない」

天罰と発言した知事を思い出す。

今和次郎は柳田の弟子にして、考現学の創始者である。
その今和には、関東大震災後の復興期の東京を伝える『新版大東京案内』の著書がある。
被災者に寄り添って考える災害である。
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5つ星のうち 4.0 災害という観点から見た柳田と今の業績, 2012/1/31
レビュー対象商品: 柳田国男と今和次郎 (平凡社新書) (新書)
東日本大震災を受けて、柳田國男と今和次郎の二人の巨人の業績を、災害と言う観点から見た本である。
内容は、柳田國男と今和次郎に止まらず、伊東忠太、泉鏡花、田山花袋など、同時代のその他の学者ら作家らの、災害に対する反応も紹介している。
江戸時代の菅江真澄らの記録も紹介されているが、
それにしても、日本という国の歴史は、度重なる災害との戦いの歴史なのだなあ、と改めて考えさせられた。
自然の力の前では、人間の力など無力かもしれないが、その様子を言い伝えや記録に残し、それを後世の人たちが伝えていくということに、人間という存在への希望を強く感じた。
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