本作は落語ではなく、柳家小三治師匠が50の手習いとばかりにアメリカに英語の勉強に行った時の様子をおもしろおかしく語ったものです。自分の恥をもネタにする落語家の逞しさ。
ハッキリ言って、この話は英語の勉強にはなりません。じゃっくあんどべてぃー程度ですから。
しかし、英語を学ぶ姿勢の勉強にはもってこいです。英語がうまく話せないことの悔しさ、開き直りとも言えるチャレンジ精神、そしてカンニングの無意味さなどをうまく織り込んで見事な語りとなっています。そして当然ながら説教臭さがまるでない。弥次喜多道中のように過去の笑い話にまとめてあります。
本品は、むしろこれから英語を学ぼうという子供達に聞いて欲しいものです。