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柄谷行人中上健次全対話 (講談社文芸文庫)
 
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柄谷行人中上健次全対話 (講談社文芸文庫) [文庫]

柄谷 行人 , 中上 健次
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

同時代を生きた作家と批評家の刺激的な対話デビュー直前に始まった交友。作家の死後、その業績を世に知らしめんと批評家が尽力した。互いに刺戟しあった表現者二人が積み重ねた批評的営為としての対談集。

内容(「BOOK」データベースより)

1968年、遠藤周作が編集長をつとめる「三田文学」編集室に若い批評家と小説家が呼び出された。この奇蹟の出会いによる鮮烈な印象は、互いの記憶に深く刻みこまれた。やがて日本文学の立役者となった二人は、常に相手を、さらに世界を強く意識し、「協働」するに至る―全対談と往復書簡を収録する画期的な対話集。常に世界的視野で表現を続けた批評家と作家の軌跡。

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/4/9)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406290120X
  • ISBN-13: 978-4062901208
  • 発売日: 2011/4/9
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By wanwan
今これを出版することについて柄谷氏はどう感じているのだろうと思いながら読み始めたが、「小林秀雄を超えて」の中で「テクストに永遠性があるとしたら、それが多義的で読み替え可能、というところにこそあるんだ」と述べているのを読み、ああこれはすでに柄谷中上両氏の手を離れた一つのテクストとして受け取らねばならないのだという当然の事に気付いた。ここにあるのは悪意の声ばかりである。二人の情熱は固定されたパラダイムの破壊のみである。それは解放ということだ。批評の意義とはつまるところその解放にある。解放を妨げる全てのものに対する悪意。その牙はむろん自分自身にも対しても向けられている。同じ所に留まっていることに対する嫌悪、全てを流動の中へと突き放していこうとする意志だけがそこにはある。自論の「正しさ」などというものではなく、「正しさ」というものがここでどう破壊されていくかが読まれなければならない。それこそが「小林秀雄」を「超える」という両氏の目論みに他ならない。

ついでだから補足しておくが、村上龍氏に柄谷氏が呆れられたという事実はない。「中上は癌に逃げた」と柄谷が言い、村上が「よくそんなふうに言えますね」と言った事実はあるが、村上はそのあと、「薄々そう気付いていても、なかなかそうハッキリとは言えませんよ」と続けるのである。僕はその対談を読んだ時、むしろ村上のそのナイーブさに驚いた。柄谷のほうがより残酷に中上を見つめようとする意志があり、中上自身はどちらの姿勢に賛同するだろうかと考える。しかしその一件はまったくここでは無関係な話であり、なぜここでそれが語られているのか理解に苦しむが、無駄な誤解が生じぬよう、一言しておく。
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17 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
確か柄谷行人関係の本を読んで中上健次を知った。中上健次の代表作枯木灘を初めて読んで読み終わった後、大島渚が監督する村社会の映画を小説化したようなそのような印象を抱いた。いや、それ以前に中上健次のアメリカアメリカを読んだかもしれない。中上健次はナカガミケンジと読むが戸籍上はナカウエケンジと読むらしい。私は中上健次の代表作枯木灘をコモクナダと読んでいたが、どうやらカレキナダと読むらしい。コモクナダの方がいいと思うのだが…
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