27分16秒の「くしゃみ講釈」と33分03秒の「鴻池の犬 ( こうのいけのいぬ) 」が収録されています。「すびばせんね」「死んだオバンもいうとったな、『お前ももう少しもの覚えが良かったら普通の人間や』」をはじめ、「くしゃみ講釈」を爆笑落語に仕上げた枝雀さんこそ普通の人ではありません。天才でもあり、猛烈な努力家でもあったのでしょう。不世出の落語家です。変化してゆく講釈師の表情やくしゃみを連発するシーンなど、観て大笑いする噺ではありますが、CD でも十分に面白く、楽しめます。「鴻池の犬」はペーソス溢れる落語です。爆笑落語ももちろん素晴らしいですが、こういった少し寂しい噺に枝雀さんの本質を見る気がします。32ページのブックレット( 解説、速記、ライナーノーツ=この巻は歌手で作家の町田康氏 ) が付いています。