中学生の頃一度読んで、40代になって読み直しました。
中学生の頃はひたすら数十世紀という想像を絶する時間と
なんだかわからない階梯とか次元とかの言葉の感覚にくらくらして
すごいすごいと感じたものでした。
大人になって読み直してみて、別物のように感じています。
人生折り返し点にたどりついたせいか、人一人の人生の長さ、
果てしなさ、そしてその果てに見るものを想像してくらくら
している自分がいます。数十世紀をかけまわった主人公野々村と、
普通の時間の流れを生きたヒロインの時間が同じように見える
んですね。そして同じところに終着した、説明できない流れ。
作品の冒頭にネタバレしているような構成なのに、最後まで、
終着するまで感動が絶えません。不思議です。