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日本語の響きを大切にしながら、叙情味あふれる独自のスタイルを堅持した村下孝蔵の美しい歌世界。子どもの頃に大切にしていたはずなのに、大人になるにつれていつのまにかどこかに忘れてきた純粋な想いの扉を、歌がそっと開けてくれるのだ。そこには例えば、誰もが経験する、あの淡い初恋の想い出があったりする。だから彼の歌は何年経っても決して色あせない。初恋の想い出がいつまでも色あせないように。(木村ユタカ)
1999年6月20日に彼の訃報を聞いたとき、私の青春時代は終わりました。
ノストラダムスの予言していた恐怖の大王はこのことだと思いました。
その時は立ち直れないくらいのショックでしたが、彼の曲を心の糧に、今も街の片隅で懸命に踏ん張って生きております。
ヒット曲「ゆうこ」「初恋」「踊り子」「アキナ」のほか、名作アニメ『めぞん一刻』の主題歌にもなった「陽だまり」など、天才・村下孝蔵の足跡を辿るにはもってこいの名盤です。
まだ彼の曲を聴いたことのない方にも、胸を張ってオススメできます。
時代が変わっても、決して色褪せることのない珠玉のメロディーがぎっしり詰まっていますよ。
私だけかもしれませんが、彼の曲はジャンルは異なれど演歌のように歳を重ねると再認識させられる魅力があるのかな?と思います。それは大人になって忙しない毎日の中で時折感じる年少時のセンチメンタリズムを懐古したいという願望が彼の歌詞に散りばめられているのせいかもしれません。
そして、書いてて気づいたのが豊や剛は敬称略で書いても平気なのですが(良悪じゃなくそれが彼らのキャラクターだと思います)、当時良く知るファンじゃないのに村下さんはどうしても「さん」をつけたくなります。人柄は当然亡くなられているので知らないのですが、そうなるのも優しい曲調がもたらしているせいかもしれません。
このCDはマスターテープを基にして作られたものなのだが、実はエンファシス(アナログカセットで言うドルビーNRと同様の技術)レコーディングされている。RECレベルが大きいのに、出力される音が小さいのはこのためだ。ヒスノイズを下げるために施されたのだろうが、そのために曲全体が浮ついた音になってしまった。これだけ著名な曲を集めたのだから、エンファシスをかけるかどうかはリスナー側に任せてもらいたかったというのが私の正直な気持ちだ。このCDをアナログカセットにダビングされる方は、ドルビーなど、ノイズリダクション機能をOFFにして録音されることをお勧めしたい。本来なら☆五つとしたいところなのだが、忠実な原音を楽しめない点を考慮し、星を一つ削った。未だに親しみ続けられている彼独自の純情路線の真髄を、殆ど網羅したCDなので、ターンテーブルをご所有でない方には是非ともお勧めしたい一枚だ。
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